祈りとは、決心すること

今、目標に向かって具体的に動き始めた。
いや、ずーっとやっているつもりだったけどできていなかった事だ。

人間は大抵苦しみの三つや四つを持ちながら、折り合いをつけて人生を送っているものだ。
その中でも疎かにしてはならない事、正面から挑むべき事もあるはずだ。

ただわたし自身が薬害と言える薬の後遺障害を抱えているために、それを言い訳にしてきた。
でもわたしは今頑張る事に決めている。

何故なら、単純に子が大切だからだ。
責任云々の話でもない。
駅伝の指導者のミスをキッカケに摂食障害を負い、拗らせ、30を超えた娘に、親としていらなかった自分を突きつけられて何年になるだろうか。
頑張り抜いて、この一年かけて驚く程に成長した娘が、寛解に向けて少しずつ歩いている。
流行り病で収入が減り、アパートを引き払い戻ってきた娘を『間違えないで』サポートする事が、わたしの今、やるべき事。

ずっと相談に乗ってくれた人に、喜びを伝えられるように。

娘が10年以上前に苗を買い植えてくれた沈丁花。今年も、もう少しで咲くのかな。

祈っているだけではダメ。
祈りは、決心を我が心に貼り付ける事。

#エッセイ