詩 朧月 51 吉田 翠*詩文* 2023年5月11日 18:51 水面に落ちる夜の灯りを壊す薄いヒレ澱みのない水音が向かう先は闇にしなだれ掛かる黒い木々灯りの壊れた深い池の上見下ろす下界を咎めるように 薄黒い雲を招きほろほろと泣く物寂し気な月耳の奥底を漂い始めた今日と言う時間への葬送曲迷い込んだ善良な獣は踏散らかしたものの上で空を仰ぐ春の戯れか朧の月夜*先日、見事に薄ぼんやりとした朧月を見ました。月にしたところで、いつも美しく輝くばかりでは無いですね。 #詩 ダウンロード copy #詩 51 スキもコメントもサポートも、いただけたら素直に嬉しいです♡ サポート