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こんな公園ができていたら

マンションの裏手をずーっと降りていくと、緊急時のヘリポートを備えた防災レクリエーション公園が広がる。

この奥に白鳥や鴨が来る川があり、そこに沿って桜並木の遊歩道が隣の市まで伸びる。
花テロで撮った白木蓮やハナミズキ、山桜も豊富だ。
秋には彼岸花が広がる。

昔、この辺りには畑があり、後は草ボウボウの場所だった。ぽつりぽつりと木も生えていた。
若干の名残りのような一角はこちら。

写真の中では揃った木がたっているが、これは後から植えたもの。

先日娘と遊歩道を散歩しながら、わたしはこう言った。

「あなた達が小学生の頃こんな感じになってたらいっぱい遊べたのにね」

すると娘は、小学生の時に?どうかな、つまんないと思うと、そう言った。

「秘密基地が作れないし」
うん、確かに。

「ホームレスのおじちゃんとコッソリお菓子食べたりできないし」
え、そうだったの。。。

「橋の下からロケット花火ぶっ放して戦いごっことかもできないし」
。。。も、もういいよ。。。

なんでも筒状の廃材にロケット花火を仕込んで、バズーカーにして友達と遊んでいたと聞いた事がある。
落下傘花火は地面に寝かして飛ばすのが一番いいと、わたしの妹が教えたのが始まりらしい。。。

2枚目の写真で、木が後から植えられたと書いたが、その前は、仮置きのコンクリート板がズラーっと嵌め込まれていた。
そこを滑り降りて、息子のズボンのお尻が裂けてスカート状態になって帰ってきた事もあった。
そのコンクリート板の何枚かを、どこかの小僧共がぶっ壊した件は確かに覚えている。

うちの子供達は、草をかき分けてこの辺一帯のゴツゴツした地面を日がな走り回っていたから、長距離走が早くなったようだ。

ここが今のような立派な公園になっていたら、もっと遊べていたのにとは、実に余計な話をしたと思った次第でございます。


#エッセイ

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