白い嵐
美しくも射抜くような目をした女がひとり踊り狂う時、ものの怪のような唸り声を上げて大地を覆う白が舞い上がる。
凍った空間を容赦無く鼓舞する白い嵐。
悲しいか。
大地から生えたコンクリートの塊が、光の束を集めて薄っすらと笑う。
白の唸りは力を削がれ、女は膝をつく。
やがて迎えた静寂にその身を横たえ、束の間の夢と知った朝に白の闇は消えた。
悲しいのか。
柔らかなひとひらが、白銀の世界に溶けていった。
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雪と言う言葉を使わずに雪が降る様をあらわす。というようなタグをツイッターで見かけました。
白の静寂を引き連れてただ
ただしんしんと
降るだけに特化してこう書きましたが、吹雪を書いてみたくなりました。ツイッターは140字なのでもっと短く書きましたが、これで完成☃️
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