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中学教員にリーダーシップは必要か

MTBI診断から分析をしてみた

 MTBI診断が流行っていましたよね。今も流行っているのでしょうか。
 私も数回挑戦しましたが、その時の状況や気分で内容は変わるようです。しかし、私は1回を除いて、全て「主人公タイプ」でした。ほぼほぼ主人公タイプといってもいいでしょう。主人公タイプには以下のようなことが書かれていました。

生まれつきリーダー格なので、著名な政治家、コーチ、教師の多くが主人公型の性格タイプなのも納得です。情熱的でカリスマ性があり、仕事でだけでなく人間関係も含めた人生のあらゆる領域で人々をインスパイアするでしょう。友人や愛する人が最高の人間になるよう導くことに、とてつもなく大きな喜びとやりがいを主人公は感じるのです。

主人公型の性格:https://www.16personalities.com/ja/enfj%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

 この文章を見ると、教員に主人公タイプが多いことが挙げられています。生徒を牽引する存在であるという表現であると個人的には解釈しています。ほかにも、こんなことが書かれていました。

主人公の最大の資質は、模範を示して指導することかもしれません。一見したところつまらない状況にも、慈悲の心、優しさ、熱心さを持って対応できることを、主人公は日常生活の中で示すのです。日々のとてもささいな選択や行動でさえも——“苦労している同僚にどういう言葉をかけるか”から、“週末をどう過ごすか”まで——主人公にとっては明るい将来を導く機会なのです。

主人公型の性格:https://www.16personalities.com/ja/enfj%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

 これをみると、いわゆる熱を持って生徒を指導する一般的に想像する教員な気がします。生徒の模範になろうというのは、必要な資質だと思うので、悪いことではなさそうです。
 ここまで見てくると、この主人公型というのは、ちょっと前に見た情に厚いテレビドラマで見るような「熱血先生」のように見えますね。私は実年齢の割に上に感じられるとよく言われるのは、そういうところかもしれません。でも、これって教員として必要なものなのでしょうか。


中学教員にリーダーシップは必要か?

 今は、誰でもリーダーシップが必要な時代だという意見もあります。教員に、そして生徒にリーダーシップは必要なのでしょうか。

 もちろん、学校行事の企画運営などは教員の手が必要です。そこで、教員のリーダーとして働くこと必要があるでしょう。また、各分掌や主任と言われる立場でもそうです。教員のそれぞれが自分の役割を果たさないと学校教育は破綻します。
 また、生徒にとっても生徒自身が学校行事などを「自分たちで創り上げたんだ」という気持ちを持たせることも必要だと思うのです。「教員が指示をして生徒を動かす」よりは「生徒が主体的な行動をする手助けをする」というのが、ここ最近の教育の流れになっている気がします。

 それではどうするかというと、これがなかなか難しい。学校で仕事をしていて「リーダーシップを育てる」というのはかなり難しいことで、私は正直上手にで来ている自信がありません。授業や部活、学校行事に追われている中学生がじっくり何かに取り組む時間というのは実に少ないのです。すべてをやり切るのは圧倒的に時間が足りないように思います。
 その中でも、役割を与え、それぞれに自分で考えて行動できることが、リーダーシップの1つと思うようになってきました。

リーダーシップは発揮の仕方の問題

 こうみていくと、やっぱりリーダーシップは必要であると思います。それは教員にとっても生徒にとっても。ただし、そのリーダーシップの発揮の仕方が大切なのではないかと思いました。
 私達はリーダーというと「前に立って指示をする人」というイメージがあります。それだけではなく、教員であったら、「生徒に寄り添うこと」や「役割を果たせるように味方になること」もリーダーシップといえるのではないでしょうか。なにも自分で全部やる必要はないのです。「生徒に任せる」「生徒を信じる」ことが中学教員に必要なリーダーシップのような気がしました。それも人々を導くことにつながります。
 個人的には、最近は生徒が何かした時の「評価」を大切にするようにします。どうしても先を見て、指示になりがちなので、実行したことの評価を生徒の前で話すように気を付けています。つい指示したくなってしまうのですが、私が主人公タイプなのはそういうところでしょうか。できるだけ、生徒が動くように、私は前へ出ないようにしていきたいところです。
 自覚的になって、気を付けることができるのは性格診断のいいところですね。

今日は思いを整理するために書いた文章なので、若干読みにくい点があることをご了承ください。

では、また。