いい体とは?

人生のゴール目標にしていることの1つに、「死ぬまで脳を健康に保つ」ということを挙げている。つまり「認知症にならないで死にたい」と思っている。2年前に亡くなった父が認知症を患わっていたのが、このように思うきっかけではあるが、人間の脳の働きには前々から興味を持っていた。
今年の春くらいか、知り合いから『脳を鍛えるには運動しかない』という本を勧められ、「私にはこれが必要!」と思い、それ以降、自宅でほぼ毎日トレーニングをしている。

トレーニングを続けて思うのは、確かに体を鍛えることは、自信につながるということ。毎日続けられている自分。少しずつ筋力が上がって出来るようになる自分。少し体が引き締まってきた自分を段々と好きになっているように思う。そして、この本にも書かれていたように、運動後は頭がスッキリして、気持も前向きになることも実感した。

でも、ふと、私は鍛えてどんな体になりたいのだろうか?と考えた。毎日数分ではあるが、脳のためとはいえ、毎日続けるための何か目標のようなものが欲しくなった。筋肉モリモリマッチョになりたい訳ではないし、特に痩せたい訳でもない。体脂肪率を何パーセントにしたいとか、筋肉を強化してスポーツに生かしたいとかもない。。。

そんな時に出会ったのが 谷川俊太郎さんの言葉だ。
『星空の 質問箱』という本の中で「いい体とは?」という子供の質問に

赤ちゃんみたいにどこもこわばってなくて、
豹みたいに
ふだんはだらしなくゆるんでいるのに
いざというときは瞬間的に
百パーセントのパワーが出せて、
粗食がおいしくて夜はぐっすり眠れて、
自分の喜びよりも
他人の喜びを喜びと感じられるような体。

こんな体、素敵だなぁ~と思った。そして、私にとっての「いい体とは?」の答えを出したいと思った。私にとってのいい体は?

自分の体の中心が分かっていて
物腰、振る舞いが柔らかくて
暖かくて いい匂いがして
でも、踏ん張り所では 力強く大地を踏みしめることのできる体

そんな体になれたらいいなぁ~と思いながら、今日もいつもと同じように体を鍛えようと思う。

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