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オスカー・ピーターソンの映画

オスカー・ピーターソンの映画を見に、ボーカルの生徒さんと京都シネマに行ってきました。
先日のロイ・ハーグローブのように若くして亡くなってしまう人もいるけれど、オスカー・ピーターソンはかなり長生きできた方ですね。
(トランペットのクラーク・テリーも、バリー・ハリスも長生きされたわ)

OPのトリオで私が昔、何回も何回も聴いたアルバムはNight trainではなくて、、、
We get requetとHello Herbieの2枚 。
コルコヴァドも酒バラもOP節が(フレイジングも弾き方も)キュンキュンしてて炸裂☆

ピアノとハーブ・エリスのギターがぶつからずに弾くなんて!!!!
自分は少し遠慮して、引いて、、、というのとはちょっと違う
相手も思いやって、素敵な所を引き立ててあげるっていう気持ちが
めっちゃ感じられて、凄いアルバムじゃ~~~~と、、、
20代の頃はよくわからないながらも、とにかく何回も聴きました。

アメリカで育って子供の頃から染みついたジャズのフィーリングと
何だか少し違う。。。。。
上品で、クラシックの美しさも技術もあって、明るくて楽しくて、
だけど、こういう演奏になるのは、やはり黒人の血かDNAによるものですかね。(ルーツはアフリカの血でリズムという意味で)
まるでラテンか?カリビアンか?ってくらいに音色も明るくて。

それと、オスカー・ピーターソンのアルバムで忘れられないのは、
これ、ほぼナット・キングコールやん!!! 
と思わせるボーカルに徹したものです。
ジョージ・ベンソンもナットに捧ぐアルバムで歌っていましたが、
いや、もう、二人共さ、
そんなにナットのそっくりさんみたいに歌って、それをアルバムにしちゃうって恥ずかしくないの? ってくらいそっくりなんです(笑)

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