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槇原敬之の季節

今年の夏、わたしは恋が出来なくなった。と、語っていた。ここにも書いた。

もう一生恋なんてしない!と意気込んでいた。誰かを好きになってもろくなことが無いのだ。平凡に波風立てずに静かに暮らしたい。と。

ところが昨日、わたしは恋に落ちたようなのである。

LINEのやりとりを眺めながら、「この人を大切にしたいなぁ。悲しませたくないなぁ。」と心中で唱えたのだ。

これは、大事件だと思った。

私は今まで恋人だとしても他人の幸せを願ったことがない人間。そんなクズ人間が天使のようなやさしい気持ちになっていた。

1度、好きと思ってしまえば早い。ズブズブと抜けない沼にハマるだけだ。

沼は目の前にある。沼のふちに腰をかけて足を沼に浸している状態をキープしている。沼の中から、彼が私の手を引くか、後ろから友人が私を押したら抜け出せなくなる。

沼に飛び込みたい気持ちになったりする。

いいんですか?いいんですか?

と、RADWIMPSを口ずさんでしまう始末。

彼を思い出すと、わたしにはもったいないくらいの人でわたしなんてつりあいませんよ?あんまり可愛いこと言わないでよー、そしてそんなカッコイイ格好しないでよ〜と涙目になってしまうのだ。

明後日、彼にまた会う約束をしている。

さて、どうなるのでしょうか?

沼の中から、私の手を引くか

はたまた、この沼の敷地から出てって?と言われてしまうか。

今日明日中に、私が何かヘマをしたければ、きっと前者。彼は沼の中へ私を誘うと思う。


つい、先日まで

もう恋なんてしないと頑なに宣言してたクズ人間が

もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対!と

彼の事を想っている。

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