見出し画像

英語では最初に言いたいことをバシッと!

英語って、何が一番難しいと思いますか?私は、言いたいことをはっきり伝えることだと思います。この記事では、英語で言いたいことをはっきり言うのが難しい理由、そして言いたいことが分からない場合に今すぐ簡単にできることを紹介します。

言いたいことをはっきり言うのが難しい理由

1、丁寧で礼儀正しい日本人にとって、はっきり言うというのは精神的に辛い

日本語では、周りくどい言い方が好まれ、それが丁寧さとか礼儀正しさを表していますね。いきなり「これが欲しいです」とは言いませんし、ぶしつけな表現はとことん避けるようにします。初対面の人だったり、目上の人であったりしたらなおさらです。ところが、英語でそれをやってしまうと、「この人は何を言っているのか分からない。私に分かりやすいように言ってくれないのは不親切だ。」と思われてしまうのです!いくつもの異なる解釈ができるような言い方だったり、結局何が言いたいのかが分からないような表現は、聞き手や読み手の時間を無駄に使ってしまっていることになってしまうのです。丁寧に、と思ってわざわざはっきり言わないでいることが返って失礼になってしまうことがあるなんて、衝撃的ですよね。

2、最後に言いたいことを言うくせがついている

日本語って、起承転結で、最後の最後で言いたいことを言ったり書いたりしますね。そして私たちも無意識にそういう思考回路になっています。話しながら自分の思考が整理されて、それでやっと最後に結論が出る、そんなこと体験したことないですか?私はしょっちゅうです!おまけに、日本語では主語は最初に来ますが、述語は最後にならないと出てこないですね。ということは、最後まで聞かないと文章の意味が分からないのです。英語は主語の次に述語が来ます。文の最初の段階で、誰が何をしたのかが分かる文体になっているのです。なので、この英語の思考回路に慣れるのに日本人は少し時間がかかります。日本語で自然に出てくる言葉を英語にするために反対にする作業をするからです。

3、何が言いたいのかがわからない

一番言いたいことを明確にするって、実はとても難しかったりするんです。自分のことだからすぐに分かるだろうって思うんですけど。私はこれがあまり分からないことがいまだにあります。結局私は何を一番伝えたいんだろう、って常に考えるようにしないと、あっという間に迷走します。日本の教育では(少なくとも私が教育を受けていた頃は)自分の意見を発表するという宿題や授業がほとんどありませんでした。アメリカでは(そして他の英語圏も同じだと思います)子供たちは小学生の頃からプレゼンテーションやディベートを日常的におこないます。なので、自分が何が言いたいのか、というのを明確にする癖がついているのだと思います。

言いたいことがはっきり分かるためにできること

ではどうすれば言いたいこと、やりたいことが分かるのでしょうか。どこから始めたらいいのか分からない!という方におすすめなのは、イメージすることです。私は言いたいことがよく分からない時は、言いたいことがすぐに分かって、はっきりと言えている自分をイメージします。まずはそこから始めるとだんだんと感覚が身についてくるでしょう。

もしいくら考えても、頑張っても分からない場合。その場合は、「分かりたくない」と思っている気持ちがある可能性が大いにあります。私がそうでした。どんなにイメージしても、どんなに勉強してもトレーニングしてもなんか思うようにいかない。そういう時、行き着いたのは、私は「そうなりたくない、そうなると不都合なことがある」と思っていたことに気づいたのです。これについてはまた今度書きますが、もし、いくら考えてもよく分からない場合、こんなこともある、と思っておくと、良いと思います。そこからきっとどんどん新しい風が入って来ますよ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?