今の自分がどんな状態かを知るための”フィードバック”の活用法!


看護師コーチング BEAUTIFUL DREAMER の新規投稿

投稿者: midori
突然ですが、あなたは朝、目が覚めてから仕事をして帰宅するまでに、何回鏡を見ましたか?

一度も見ない人はいませんよね?

なぜ、鏡の前に立って、自分の姿を映しだすのでしょう?

人は、自分がどういう状態でいるかを知っていないと不安を感じます。

髪の毛は整っているか、顔に何かついていないか、化粧はくずれていないか、服装はどうか、鏡に映る自分を見て、自分に思い描いている姿とのギャップはないかを確認し、

「これでよし」と思ったり、「髪を整えよう」とか、本来なりたい姿に向けて行動修正しますよね。

当たり前ですが、鏡は、自分の今のありのままの姿をただ映しだしてくれるだけで、「ああしたほうがいい」「こうしなくてはだめ」と指示やアドバイスをするわけではありませんよね。

そこに映った自分を見て、確認したり、修正したりするものです。

ではでは、なりたい自分になるために、今のありのままの状態を客観的に映し出してくれるものは「鏡」以外に、どんなものがあるでしょうか?

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Photo by Sarah Chai on Pexels.com
なんの話かというと、コーチングでいう、「フィードバック」についてです。

フィードバックとは、クライアントに、その人の行動がどのように見えるか、その人が自分にどんな印象を与えているかについて、ありのままに伝えることです。

良い、悪い、正しい、正しくないの判断はせずに、見えていることを見えているままに、感じたことを感じたままに、相手に言葉に伝える、つまり「鏡」のような役割なんです。

もともとフィードバックという言葉は、軍事用語として使われていたようで、そこでは「防弾の着弾点が目標からどれくらいずれているかを射手に伝える」という意味だったそうです。

具体的に事実を伝えることで、少しずつ軌道修正し、的を得られるというわけです。

見えている事実を伝えるだけなので、「もう少し右」とか指示やアドバイスをするのではなく、「目標から何メートル、どちらの方角に着弾したのかを伝えることで、自分で方向修正をしていきます。

相手が、現在の自分の姿を確認し、目標達成に向けての行動を自ら修正していくということは、お互いが目標を共有できていることが前提です。

クライアントが、何かしらの目標を持っていたとしても、一人で頑張っていると、本当に目標に近づいているのか、分からなくなってしまうことがあります。

そこでフィードバックを受けることで、できていることはそのまま継続し、さらに目標に近づけるように行動修正するんです。

IメッセージとYouメッセージについては何度か書いているし、知っている方も多いかもしれませんが、

Iメッセージで伝えるときは、

「あなたの話し方を聞くと、不安な気持ちになりました」とか

「本気でやりたい気持ちが伝わって、嬉しくなりました」という感じ。

Youメッセージは、

「患者さんと話すとき、笑顔でしたね」とか

「〇〇という言葉を5回使いましたね」のように使います。

主観で伝えることは、看護師の仕事にも関連しているので、得意な分野とも言えます。

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Photo by James Wheeler on Pexels.com
フィードバックを伝えるときに大切なのは、

"気付いたときに、その場のタイミングを逃さず伝える"

ということです。

数日後に、「あのとき・・・」と伝えても、効果が薄れてしまうんです。

フィードバックは、ありのままに素直に伝えることが前提なので、必ずしも「相手にとって嬉しいこと」とは限りません。

受け取る人によっては、ネガティブな感情になってしまうことがあるので、注意が必要です。

私は、あまりネガティブフィードバックは使わないのですが、場合によっては、そのネガティブフィードバックによって、大きな気付きが得られることがあります。

いずれにせよ、恨みがあるわけでなく、「クライアントさんのため」ということは変わりないので、もしネガティブフィードバックを受けたとしても、それを一回受け止めて、不快に思ったらそれをそのまま伝えればいいんです。

なぜ不快に思ったのかを考えることで、気付きにつ繋がるので、自分のためと思って受け取ることも大切です。

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Photo by Lukas Rodriguez on Pexels.com
今日は「フィードバック」についてお伝えしました。

私もコーチングを受けていて、「こんな言葉を〇回使いました」とか、「表情が悲しそうで、不安になりました」と伝えられることで、それについて考えるきっかけを与えてもらいました。

フィードバックはどうしても相手がいないと受けることができないので、誰かに話しを聴いてもらうことって、本当に大切なのだと感じます。

コーチングは、ただ「話しを聴く」だけではありません。

質問したり、ときには返したり、キャッチボールをしながら、少しずつ理想の状態に近づいていきます。

ぜひ、皆さんに体験していただきたいです(^^)/

お待ちしております!

体験セッション申込み
midori | 2021年7月8日 6:50 午後 | カテゴリー: 看護師向け | URL: https://wp.me/scbwxT-feedback
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