7月21日 外苑前 シンジケート

穂村弘さんという大好きな歌人がいて、いくつか本を持っていたことに気づく。最近はめっきり手に取ることがなくなったけれど、たしか私の大好きな漫画家の一人が好きだったか何かで穂村さんを知って、すぐにメロメロになった。短歌もさることながら、顔も好みでワクワクした。短歌が一気に好きになったよね。

一冊の本を手放すことにしたので思い出に好きな短歌をいくつか紹介する。

子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」

秋の始まりは動物病院のナースとグレートデンのくちづけ

朝の陽にまみれてみえなくなりそうなおまえを足で起こす日曜

冷蔵庫の扉を細く開けたまま スリッパのまま抱き合う夜は　

最後だけ違う歌集に載ってる。とてもいい歌がたくさんあるので、胸キュンしたい人は是非本を手にとってみてください。たぶん図書館とかにもある。