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【DJ】初心者にサンプリングが必要ない3つの理由

サンプリングがDJに必要かどうかについてですが、ハウスやテクノなどダンスミュージックのDJを初めたばかりなら、サンプリングは必要なく、楽曲をつなぐDJミックスの上達に専念した方がよいかもしれません。

ダンスミュージックのDJミックスとは、いくつもの細かな調整作業をごく短時間で行うことに他なりません。この作業に不慣れな初心者のうちに、サンプリングをDJプレイに組み込むのは、例えて言うなら、自転車に乗ったことのない方が、自転車に乗りながらお手玉をする練習をするようなものでしょう。つまり、事故になりかねません。

そこで今回は、ダンスミュージックDJを初めたばかりの方にサンプリングが必要ない理由を3つご紹介いたします。


1.一流のプロはミックスだけでフロアを沸かす

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ボイラールームなどのライブDJ動画をみると、世界の第一線で活躍するダンスミュージックDJのほとんどが、サンプリングを使わず、DJミックスだけでフロアを沸かしています。

つまりDJは上達すればするほど、選曲のセンス・ミックスの技量・お客さんとのコミュニケーションといったスキルで、お客さんを夢中に踊らせることができるということです。


2.サンプリングの効果は限定的

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最近のサンプラーはコンパクト・多機能・高性能なものが増えているため、DJには導入しやすいかもしれません。

しかしながら、機能のわりに大きな効果が期待できません。なぜなら、お客さんの判断軸は「踊りたくなるいい曲が流れているかどうか」だからです。DJがサンプラーを使っているかどうかは、お客さんには関係ありませんし、サンプリングネタをきっかけにフロアが爆上げすることもそうありません。

たとえば私なら10万円のサンプラーを購入して凝ったサンプリングを仕込むよりも、10万円で中古レコードやデジタル楽曲を購入しDJミックスの練習に注力します。この方が自分のDJプレイの幅を広げ、結果としてお客さんをより満足させることができるからです。


3.ネタの仕込みに時間がかかる

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サンプリングの作業工程を簡単に説明すると、まず、サンプリングのネタを探す→PCで編集→サンプラーに録音→最後にDJで使う練習をする。となります。

このように、サンプリング作業には膨大な時間がかかります。それならば、有名DJの動画をみたり、ミキサーの使い方を研究するなど、自分のDJミックスを研ぎ澄ます方に時間をつかう方がスキルアップに繋がります。


今回はダンスミュージックのDJを初めた方にとって、サンプリングが必要かどうかを説明いたしました。
最近はさらに多種多様なサンプラーがリリースされているようですが、どれもリーズナブルな価格とは言い難いです。それでもどうしても導入したい・試してみたいという方には、こういったエントリーモデルから初めて見るのが良いかもしれません。


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