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想像力を高めるために必要なのは、心がけではなく、学びと知識と出会いだ

誰もが過ごしやすい場をつくっていくためには一人ひとりが想像力のアンテナを高めることが大切。想像力は心がけでは高まらない。想像力を高めるのは「学び・知識・出会い(input)」。これが増えるとマイノリティの存在や困難に気づきやすくなるし、無意識のバイアスへの自覚が生まれ言動が変わる。

配慮ある言葉を使い、差別を放置しない姿勢を示している人には、相談やカミングアウトが集まってくる。それはさらに(input)が増えることでもあるので、その人の想像力はさらに高まる。現場を見ていると、こういうプラスのループにある先生と、残念ながらそうじゃない先生のギャップが大きい。それが職員室におけるしんどさも生んでいると感じる。

この差を埋めるのは公式な(参加しなきゃいけない)「研修」だと思っている。できれば校内研修。校内で"目線合わせ"ができる場がすごく必要だと思う。私は「ことばカードWS」をしているが、普段校内で気がかりに思っている言動を共有して考える機会にもなると思ってやっている。もっと精度を上げたい。

なお、今読んでいる子どもアドボカシーの本で、社会学者の塩原良和さんが想像力について「自らの共感の限界や制限を押し広げて、他者を理解しようとする努力」と説明されていることを知り、とてもいい定義だなと思った。

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