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【アーカイブス#91】歳を取って歌い続けることの楽しさと素晴らしさが伝わってくるジョン・プラインの最新アルバム『赦しの樹』*2018年8月
1960年代の半ば、中学生の頃にぼくはアメリカのフォーク・ソングに夢中になり、その中でも特に興味を覚えたのは自分で新しい歌を作って歌う人たちだった。ボブ・ディラン、トム・パクストン、エリック・アンダースン、フィル・オクスといった人たちで、当時彼らのことはフォーク・シンガーと呼ばれることが多かった。やがて時代は1970年代になって、60年代のフォーク・シンガーたちと同じように、新しい歌を作り、ギターを抱えて歌う人たちが次々と登場してきたが、彼らのことはいつしかフォーク・シンガー