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僕の活動は「逃避行動」の賜物

こんばんは。ゴリィです。片耳(左耳が聴こえない)の歌うクイズ作家・歌う防災士・歌うカラーセラピストなんかをやっています。

突発性難聴で左耳が聴こえなくなったのが2020年1月、回復の見込みがないと告げられたのは8月、その1か月前の7月頃からは思い出したくない過去が次々と蘇る「フラッシュバック」に悩まされてきました。今回はそのへんのお話を。


現在の活動は「五本柱」

本業は、「障害者雇用の在宅社員」です。もともと双極性障害で精神障害2級、狭心症で身体障害3級です。雇用時間も標準的な8時間ではなく、6時間の特殊な契約(僕しかいないようです)。これがなんといっても大黒柱。

そして、音楽。シンガーソングライター(作詞・作曲をして歌う)をやりつつ、最近はその過程で作曲中の曲をオルゴールアレンジにして発表しています。作曲自体は大学生の頃からやってます。

で、クイズサイト運営。こちらも2003年から続いています。週単位で進行していく方式なので「番組」と呼んでいます。こちらも「放送」100回を超えました。

2017年からは「防災士」。「防災にあまり関心のない人にも防災を届けたい」という思いから、「親しみやすい防災」をモットーに活動しています。ツイキャス配信(録画をYouTube公開)なんかもやっています。

2020年に始まったのが「こころの健康」と「カラーセラピー」。カラーセラピストの資格を取り、僕がしくじった「こころの健康」をテーマに連載などをしています。こちらは動き始めたばかり。

という「5本柱」で今は動いています・・・、と言いたいところなんですが、メンタル不調のため昨年から月間の勤務日数の1/3も働ければいい、というくらい仕事はできていません。


うつ状態の回復期で仕事が難しい2つの理由

メンタル不調、今回の僕の場合は「うつ症状」なのですが仕事ができない理由は2つあります。

まず、単純に朝より夜のほうが調子がいいこと。個人差はありますが、「うつ病」の人も含め、だいたい似たような傾向があるようです。

もうひとつ、「義務」としてやる「仕事」は、やってもやらなくてもいい「興味のあること」より数段ハードルが高いのです。周囲の方がこのことを理解していないと、「そんなに元気ならちゃんと仕事もしろよ」という言葉で再び「うつ症状」が悪化してしまいます。

ちなみに、うつ症状の人がある程度症状が軽くなってきたときに、うつの程度をランク分けする、ということをよくやるのですが、僕の場合はこう。

①普通に仕事・生活ができる→②仕事はできないが興味のあることはできる→③ごく簡単な興味ごとはできる→④何もできない→⑤死にたいと思う→⑥死ぬ方法を考える→⑦実行

①と②の差はかなり大きいです。同様に⑥と⑦の差も大きいです(大きくないと大問題ですね)。ちなみに、僕が自殺未遂した(=⑦)とき、その1週間前は③でした。理解のない言葉で、ここまで転落するのです。

ただ、僕の4本柱が今ある状態の理由は、これではないのです。


「フラッシュバック」からの逃避

僕は、1月に突発性難聴になり、4月に橈骨神経麻痺で右手が一時的に麻痺したときに、一旦すべてのことをやめました。で、ゼロベースで今後生きてくうえで取り組みたいことを考えた結果が今の本業以外の4つです。

「こころの健康」以外はもともとやっていたことなので、一周回った感はあります(クイズだけ位置づけが少し変わりましたが)。

「カラーセラピスト」と「メンタルヘルス・マネジメント」の勉強は6月から、防災は7月から、クイズは8月から本格化しましたが、メンタルの状態は正直言うと①と④の行ったり来たりの状態。

本来ならば「休養」すべきだったのですが、「フラッシュバック」を起こしていた時期。「休養すれば、フラッシュバックに襲われる」という特殊な状況になったので、フラッシュバック回避のためにいろいろなことに打ち込みました。

そして、「仲間」のラジオでのひとことでツイキャス配信が復活、それをやるためのクイズの復活、そのツイキャス内で「防災ミニ番組をやる」という現在の形が作られていきました。

勉強のほうも、12月に「カラーセラピスト」の資格を取得、明後日「メンタルヘルス・マネジメント」の合否が分かります。合格していれば「カラーセラピー」と「こころの健康」も本格始動です。

こうして、フラッシュバックから逃避しようともがいた結果、いろいろな成果物が生まれたわけです。


メンタルが再び悪化した意外な理由

フラッシュバックは1月中旬にやっと収まってくれました。徐々に仕事ができる時間が増えてきましたが、2月の後半になってだんだんと雲行きが怪しくなってきました。

3月は今日現在、勤務日数3日でいずれも早退。

理由は月曜日に分かりました。勤務を始めてしばらくして、地震が起きました。それを境に気持ち悪くなり、早退しました。

2/13の福島沖の地震では震度5強、3/20の宮城沖の地震では震度5弱の揺れに遭いました。ウチの部屋はエレベーターを使う階なので、発表震度以上に揺れます。

今までこれまで自分が経験した一番大きな揺れは2005年の宮城県沖地震の震度5弱を1階で。つまり、今まで経験したことのない地震に2ヶ月連続で遭ったわけです。気付いてませんでしたが、そのときの地震やその余震で精神を削られているようです。

実際、喫煙本数が普段の1.5倍に増えたり、仕事しようとパソコンの前に座ると具合が悪くなったり、パチンコに足を運ぶ頻度が増えたり、行動面の変化が起きています(これに気付けたのは「メンタルヘルス・マネジメント」の学習成果・・・受かってたらいいなw)。

今回は「逃避行動」で回避できるものではないので(地震は避けられない)、仕事以外にもいろいろ停滞し始めています。そして、その停滞の度合いは増しています。


まとめ

「うつ状態」になる原因もさまざまで、そこから回復する方法もさまざまです。僕の場合、「うつ状態」では必ずと言っていいほど言われる「休養」ができず、逃げ切ることで「フラッシュバック」の波を乗り切り、結果現在の4本の柱が立ったことになります。

これは、「うつ状態から回復したからできたこと」ではないんですよね。こうやった結果、「うつ状態から回復傾向にある」だったわけです。

地震の話はさておき、突発性難聴を発症し、フラッシュバックに苦しめられた期間は1年1ヶ月。もとの状態に回復するには、同程度かそれ以上の時間を要すると覚悟しています(「片耳」にはある程度慣れてきました)。

これからも、仲間の助けも借りながら回復を目指していきたいと思います。

最後に、仲間のひとりの歌を紹介して終わりにしたいと思います。最後までご覧くださりありがとうございました。

「アイシアイ」岩船ひろき

轟RADIO "Sante Mentale"「木漏れ日散歩道」第28回

https://gory.jp/sante


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