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場について

ひとつ前の投稿で、自分を変形させて生きている人(私)には、そのままの自分で居てもいいんだという場や人間関係が必要だという話を書いた。

なので、今回は場のもつ力だったり、どんな場が自分に合っているのだろう?どんな場をつくりたいのだろう?どんな人と場を分かち合いたいんだろう?というのを、感じつつ書いてみたいと思う。


自助グループに参加してみた


生きづらさを抱えている人が参加する「言いっぱなし聴きっぱなし」の自助グループというものがあることを知って、昨日初めて自助グループに参加した。

昨日は久しぶりに突き上がってくるエネルギーにオロオロして意識も狭くなり、ぐるぐるとしてしまっていたこともあって、とにかく誰かと話したいと思って参加した。

張り詰めた糸をぷつんと切って、泣いてしまいたかったり、ホッとしたいのだけど、そういうあまりに張り詰めた時というのは、自分で糸を切ることが難しい。

そんな状況だったこともあって、昨日はオンラインの自助グループのリンクをクリックして、場の説明を聴いているだけで涙がボロボロとこばれて止まらなかった。

そういう時(張り詰める時)は突然やってくるし、そういう時に「行ける場がある」ことが、どれだけ助けになるかというのを昨日は感じた。

そして、ホストの方の説明の中で特に「分かち合いの時間」「仲間」という言葉が私には響いた。その言葉が、変な偽善的な音色ではなくて、とてもニュートラルに感じたからだと思う。だから余計に響いてきたのだ。

それが私にとって昨日、とても良かったと感じたことだった。



感じた違和感と物足りなさ


昨日はその自助グループというものの「場の力」を感じた一方で、違和感や物足りなさを感じた。それは以前自分が参加していたとあるグループの「言いっぱなし聴きっぱなし」の場との違いを感じたからだと思う。

まずは、時間が区切られていないことで、全体の時間の半分ほどの時間ずっと話していた人がいたこと。あまりに長くて、聴いているのがシンプルに難しかった。

でもそれだけではなく、今日あらためて感じた違いは「スケール感」だ。


私がここ最近感じていることとして、人生の酸いも甘いも深く濃く経験してきた人は「そのままで居てもいい」というありふれた言葉の背景にあるスケールが全然違う。場に出せる陰陽のスケールも振り切ってもいいんだという安心感が違う。

スケールが大きいと、取り扱われる出来事がどれだけ重いものでも深刻にはなりにくいということ。霊性から見るポップさというのか軽やかさというのがある。

私はそういう「スケール感」を求めていて、それが大きいほどに、心地よく感じたり、生きてる感を感じたり、この場が楽しいとか、気楽だと思えるのだなと。

今は参加者として場を必要としているけれど、参加者としてもそういう「スケール」を求めているし

いつか自分が場を持つ時には、やっぱり今経験しているスケールを活かして、どっちに振り切っても場が自然と受け止めてしまうような、息が抜けるような場を作っていきたい。



生きることに真剣な人と関わっていきたい


いつか場を作ることをイメージした時に、どんな人と関わっていきたいのかなということも思い巡らせてみた。

そう思うと、やっぱり自分の経験が活きるのは、似たようなことで悩んで生きている人だなと思う。

過剰に自分を変形させて生きづらくなり、スピリチュアルに希望を見出しながらも、そこでもさらにまた変形させて、いったいどうしたらいいのか・・・って。私自身がそうだったように、そういう「過変形」の人も一定数いるのではないかと。


もちろん、周りに何も合わせず、少しも自分を変形させていないという人は稀だと思うので、誰しも波があり、表や裏もありつつバランスを取りながら生きていると思うけれど

以前にも書いたように少数派の人は「過変形」で生きているから、病にまで発展していくケースも少なくないのだと感じる。

そして「病は力」という言葉を以前聞いてハッとしたけれど、そういう視点で見ると、そこまで変形させられる力があるというのは、潜在力・生命力で、「生きたい」という力のように感じる。

私自身も今は、パニックになるほどの、肋骨が変形するほどの力を、抑圧ではなく生きる力にしていく方向へと少しずつ少しずつ舵を切っているところ。

だからこそ、こういう今の経験をいつか活かして、不器用ながらも真剣に生きることを模索している人と、場を分かち合っていけたらと。

「死にたい」ほどの思いをしてきた人は「生きたい」という思いも強いように感じる。いつも真剣に生きることにぶつかって、模索して、だからこそ絶望して死にたくもなり、でも同時に「生きたい」という思いも強い。

出来事に埋没せずに広く眺められる目を育んで、そういうスケール感から、私は場で分かち合っていきたい。



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