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Day21:『あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード』 #30DaySongChallenge

30-DAY SONG CHALLENGE
Day21: 人の名前が入っている好きな曲
『あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード』 - MOSAIC.WAV×夢眠ねむ×夢眠ネム

Twitterのタイムラインに流れてきた#30DaySongChallenge。
残り1桁!いよいよカウントダウンです。
21日目は夢眠ねむさんのソロアルバムより、『あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード』をご紹介。

この曲は、元でんぱ組.incメンバーの夢眠ねむさんのソロアルバム『夢眠時代』に収録された楽曲です。
作詞作曲編曲はMOSAIC.WAVさん。歌っているのは夢眠ねむさんとVOCALOIDの夢眠ネム。

『VOCALOID 夢眠ネム』は夢眠ねむさんの声をもとに作られたVOCALOIDであり、声のもとになった本人とVOCALOIDがデュエット(?)するというかなり特殊な構造の曲になっています。
なぜVOCALOIDとその声のもとになった本人が一緒に歌っているのでしょうか?
その謎は、夢眠ねむさんの著書『まろやかな狂気2』にて明かされています。

以前より『夢眠』を屋号のように襲名制にしたいということをおっしゃっていたねむさん。
その願いが実現したのが、今回紹介している『あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード』なのです。
サビの頭に繰り返し「私の名前をあげる」という言葉が出てきますし、何より印象に残るのがラストの部分。

木々が空へと枝を伸ばすように
千年に亘る数学的証明のように
この決意を継承し
決して後戻りはしない
それはなぜ?
世界がこれ以上
悲しいループをしないように
わたしも、夢眠ねむになれる?
あなたは今日から 夢眠ねむだよ
- 『あるいは夢眠ねむという概念へのサクシード』

アイドル夢眠ねむからVOCALOID夢眠ネムへの継承式がここで行われているのです。
サビの「わたしの名前をあげる」という歌詞もそうなのですが、何回聴いても鳥肌が止まらないという体験をこの曲で初めてしました。それぐらいぐっとくるシーン。

この曲自体が発表されたのが2018年8月。
そしてソロアルバム『夢眠時代』が同年 月に発売されています。
夢眠ねむさんが2019年1月7日にでんぱ組.incからの卒業することを発表したのもだいたいこの頃。

これだけ用意周到に準備して(という言葉だけではあまりにも軽いですが)、卒業を迎えたアイドルは後にも先にも彼女ただ一人だと思います。
この曲はその証の曲だと思うのです。

襲名について興味が湧いた方は『まろやかな狂気』『まろやかな狂気2』という本を探して読んでみてください。
夢眠ねむさんがどんなアイドルだったのかを垣間見ることができると思いますよ。


【その他の候補曲】
レイコさん - 山崎あおい
高嶺の花子さん - Back number
アイオクリ - miwa
ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C - ヒャダイン

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