見出し画像

Vtuber事務所のオーディションに参加してみた

「今日が人生の中で一番若い日だ」という言葉がありまして。
年々自分のやりたいことを追い求めているなと思う藍田でございます。

昔から部活のかたわら委員会活動やったり、部活やって友達とダンスやって体育祭の幹部やってみたいな、自分のやりたいことは逃したくない性格なのですが、今回はそれの極地かなと思うチャレンジをしてみました。
それがこちら。

今回のようなオーディションを受けるのは初めてで。
ツイートにも少し書いているのですが、色々な思いがあって(?)軽率に受験をしてみました。
本当は終わってすぐ書こうかなと思っていたのですが、有難いことに本業が忙しかったのと、感情を整理するのにも時間がかかったので、終わって2週間というこのタイミングで筆を取ることにしました。

少し長くなると思いますが、Vtuberというものに興味がある人はお付き合いください。


オーディションを受けた理由

まずもって何で受けたのか?マジで謎だなと自分でも思っています(笑)
いくつか理由があるのですが、1番大きいのはバーチャルの世界に興味があったから。
そして、「藍田悠」の活動を広げることができるのではと思ったからです。

今回受けたのは、新設のVtuber事務所のalive live(ラヴラヴ)さん。
「推しが、生きている」がコンセプトの事務所で、リアルとバーチャルの境目がない、これまでのVtuberとはちょっと違った切り口の事務所さんでした。

Vtuberのオーディションは既にキャラクターが決まっている、所謂「魂オーディション」が多い中、キャラクター作成段階から関われること、人気イラストレーターさんや作曲家さんがプロジェクトに関わってくれることも決め手となりました。

「既に決まっている誰か」ではなく、「藍田悠として」バーチャルの世界に飛び込めるのは、僕にとってとても魅力的だったのです。

ここ最近更新できていないですが、今は「ポッドキャスター」が1番しっくりくる肩書となっています。
そのポッドキャスターとしての可能性を広げてみたい。その1つとしてVtuberっていいなぁと思ったのがきっかけですね。

とはいえ、受けてみようと思った時は「うわー面白そう」と単純に思っていた気がします。受けるための理由づくりとして上のような理由を後付けしていったというのが近いですかね。


やってみてどうだったか

ここからは少しフェーズに分けてお話ししていきたいと思います。

準備

親切なオーディションだなと思ったのは、説明会がちゃんと開催されていた所。
どんな準備をすればいいか、オーディションで使用する配信アプリはどんな所なのか、配信者としての心得とはなどなど色んな情報をもってオーディションに臨むことができました。この辺からalive liveさんは配信経験問わず人を発掘したいのだなと感じましたね。

説明会を受けて、まず最初にやったのは立ち絵とプロフィールの準備。
Vtuberオーディションのため顔出しはできませんからね。
自分で作るという手もあったのですが、Podcastのアートワークを作ってくださったMasakiさんから頂いたアイコンを使わせて頂きました!
許可出してくださったMasakiさんありがとうございます。

やっぱりこれまで使ってきたビジュアルで戦いたいなというのと、プロフィールを作っていて「好奇心」というキーワードは欠かせないと思った時にアンテナを持っている姿は1番自分を表しているなと思ったのです。

プロフィールでは自分をいかに伝えるかを考えないといけないのですが、キーワードとして「好奇心」と「研究者」を選びました。
Podcastを通して一貫して「好奇心」という言葉はずっと使ってきたし、それい付随する言葉として「研究者」は相性いいんじゃないかと。自分自身が修士まで研究してたのもあるし、アンテナ持ってフィールドワークしてるイメージっていけるんじゃないかとも思いましたね。

あとは配信画像と配信用サムネイルと配信で話すネタの準備をしました。
配信画像の素材は調べるとたくさん出てくるので、本当いい時代です。クリエイターさん達に感謝。
基本軸はラジオのような配信をということで、れべるいち素材さんがBOOTHで出している無料素材を使用させて頂きました。

ラジオスタジオっぽいセットが作りたければオススメです。

準備のあれこれは安心と信頼のNotionを使ってメモしていきます。
タスク整理の感覚でネタが整理できるし、作ったプロフィールを保存したり、説明会の資料を保存したり全部を集約できるのかいいですよね。
マニアフェスタに出店した時もスケジュール等諸々を管理するのに使ったので、イベント時の案件管理にもおすすめですよ。


ミクチャという戦場

予選配信配信最終日のサムネイル

今回のオーディションは『ミクチャ』という配信アプリの中で行われました。スタートダッシュ期間、予選配信期間、本戦配信期間に分かれていて、それぞれの期間でリスナーさんからもらえたポイントとムービーを投稿してもらえたポイントで順位が競われます。それにプラスして審査員賞として選ばれた参加者の何名かが次のステージに進むことができます。

これがすごかった(語彙力)。

要はポイントを投げてもらう必要がある訳ですよね。そのためにはどういう配信をすればいいかを逆算しなければいけないのです。

ここが僕にとっては慣れないところでした。
Podcastにてひとり喋りのコンテンツを作っていたため、喋り続けることはできるのですが、投げてもらうタイミングをなかなか作ることができず、結局それは最後まで改善されずじまいでした。

ミクチャにはミクチャの戦い方があるんだなぁと感じました。
ただ、それはこれから”配信者”として活動していく上で必要不可欠になるものだとも感じました。
というのも、配信で収益化をしていく上では、視聴者からの投げ銭は切っても切り離せない物だからです。
Youtubeのスーパーチャット然り、配信アプリでのギフト然り、どこに行ってもついてまわります。この感覚を知ることができたのはいい経験でした。

あとこれは説明会でも教わったのですが、ミクチャには「枠周り」という独特の文化がありました。これは別の配信者の配信に行き、コメントを残すことで仲良くなり、そこの視聴者さんや配信主さんが自分の枠に来てくれるようにすることを指します。ある意味営業活動ですね。

最初若干の抵抗があったことは否めませんが、配信アプリ独特の文化だと思いましたし、実は結構いいシステムなのかなと今では思っています。
というのも、最初は誰も自分のことを知っている人なぞいませんし、配信の仕方が分からない初心者にとっては他の人のやり方を知るいい機会になります。

何よりそこで繋がりができるのはとても嬉しいし、他の配信者さんの配信は勉強になるばかりか見るのがとても楽しかった。

他の媒体、特にYoutubeなんかでは、コメント欄同士の挨拶は内輪乗りにつながることからやめてねという主さんも多いですし、僕もそう思うので最初抵抗があったのですが、ここは”郷に行っては郷に従え”でしたね。


ファンになってもらう難しさ

配信画面のスクリーンショット

ミクチャの独特の文化に徐々に慣れ、予選配信を進めていった藍田でしたが、最後まで伸ばしきることはできませんでした。
ここは他の媒体でも同じですが、やっぱり力不足を感じますね。
僕の弱点として「ニーズを掴む力が弱い」というのがありまして(笑)
「自分のやりたいこと」が先行してしまい数字に結びつかないことは過去からずっと繰り返していることです。

正直予選期間中、他の方が配信でやっている企画を真似して自分の所でもやってみたのですが、どれも引くほど伸びなかったんですよね。それよりは雑談だったり歌だったり自分の好きなことをしている方がまだ良かった。
余計に何をやればいいか分からなくなってしまったんですよね。

気づいてもらえるような施策を打たないといけないし、多分もっとトーク力もつけないといけない。そして何か尖った部分を出せないといけないんだろうなぁと。

ここは見せ方の問題な気がしているのですが、僕の強みって「浅く広く時々深く」だと思っているんです。ただ、これは配信者の個性としては実は弱くて。何かに特化していた方が見てもらいやすいのはあるんですよね。
この辺は誰かに相談しないと答えは出ないのかもしれないし、この先もついてまわる問題なのかなと思います。

だからこそ、ありがたいことに僕のことを推してくださる方、配信にいつも来てくださる方ができたのは本当に嬉しかった。
文字通り活動の励みになるんだなぁと実感します。
この記事を見てくださっているかはわかりませんが、とっても感謝しています。

それでも配信は楽しかった

これまで僕がやってきたブログにしても、このnoteにしても、Podcastにしても、リアルタイムに反応が返ってくる物ではなかったんですね。
特に最初なんかは見てくれる聞いてくれる人すらほぼいないこともしばしば。

そういう意味では、リアルタイムに人がいることを感じられる配信はとても楽しかった。自分のいい所も悪い所も気づけたのはいい経験です。
あと案外自分はおしゃべりをするのが好きなんだなとも気づけました。

このオーディション期間中、人が変わったかのように毎日仕事帰りにレンタルスペースや漫画喫茶に通っては配信をしていました(快活CLUBは神)。
本当なら自室でできれば一番良かったのですが、同居人がいる+構造的に他の部屋の音を遮るのは不可という条件もあり、家ではできなかったという事情もあります。

スタートダッシュ+予選配信だけで1ヶ月弱あったので、正直出費はまあまあな額出ましたし、6月の間ずっと抜け毛は止まりませんでしたが、それでも気にしないくらいには楽しく配信をしていました。
でもやっぱりずっと続けていくなら家に配信環境が整えられる方が断然いいです(笑)
引越し先探そうかな…。

(たまに自宅以外の所から配信されているミクチャの方もいましたが、本当に凄い。)

バーチャルポッドキャスターとしての可能性

今回の一つの目的は、ポッドキャスターとしての可能性を広げること。
オーディションの間そして審査が終わってからも色々と考えてはいたのですが、「”バーチャルポッドキャスター”っていけるんじゃね?」という考えが浮かんでは消えていっている最近です。

そもそも音声のPodcastにバーチャルの身体を与える意味なんてあるのかという話はあるのですが、活動を本業とかっちり分けられるのは僕としては結構魅力的で。

ビデオポッドキャストという言葉も海外では出てきている昨今、Vtuberのコンテンツとしてビデオポッドキャスト主体も面白いのかもしれません。
(この場合V「Tuber」というのか?というのはありますが…)

ホロライブさん然り、にじさんじさん然り、のりプロさん然り、Vtuberさんが放送局のラジオに出ることも増えてきました。この4月にも3番組くらい始まっていますしね。

元々Vtuberさんの配信にラジオ的なものを感じていた僕にとって、この流れはかなり自然なのですが、世間的にはニッチもニッチを攻めるような所なのかもしれません。
始めるとしたら立ち絵を発注する所からですかね。

というより、まだまだ全然配信数上げられていないのをなんとかしないといけませんね。コンテンツ量が少なすぎる。
考えるよりもまず手を動かすことを当面の目標として頑張りたいと思います。

結論:オーディション受からなかったけど、受けて良かった!

オーディションを通じて仲良くなった同期の人たちがたくさんいます。これもオーディションを受けて良かった理由の一つ。同期がいい人ばかりで、決勝配信もその後も本当に皆に頑張ってほしいし、応援したくなる人達でした。

ただ、それと同時に選ばれなかったのはちゃんと悔しかった。
正直下から数えた方が早いくらいの順位でしたし、審査員賞にすら引っかからない内容だったとも思います。
とはいえ、真剣な1ヶ月を過ごさせてもらいましたし、Vtuberってこういう世界なんだと肌で感じることができました。

(プレスリリースによると応募ラインの登録者は3000人を超えていたそうで。とんでもない規模に飛び込んでいたんだなと後から知りました…。ただ、全員が全員配信までいったわけではなさそうですが。

配信でコメントが流れてこない中1時間喋り続けるのはとても不安でしたし、否が応でも周りの数字が出てくる世界です。皆がやっている企画を真似してもこちらは無反応であちらは大ヒットなんてことも数知れず。

これからは自分は分析をもっとしっかりしないといけないなと思わされましたし、そんな中で自分の配信を気に入ってくださる方にも出会えて頑張らなきゃと思わされました。

あと意外と何もない中でも、自分は2時間3時間喋り続けられるんだなという発見もありました。
配信入ってきて主さんが黙っていたら嫌ですもんね。

今回プロフィール作るために色々と自分のことを整理しました。その最中「色んな所に首を突っ込む性格」という言葉が出てきたのですが、その性格のおかげでまた一つ素敵な世界に出会うことができました。
そして割と真面目に今後の人生の指針ができてしまった気がします。

”藍田悠プロジェクト(仮)”が今後どうなるのか自分自身も楽しみです!

ここまで約5500文字。
こんなダラダラとした長文にお付き合い頂きありがとうございました!
今後またどこかでお会いできれば嬉しいです。

以上ここまでのお相手は、
”好奇心旺盛な(自称)研究者”、藍田ゆうでございました!


記事を読んで「面白い!」と思ったら、是非サポートをよろしくお願い致します!頂いたサポートは藍田悠としての活動費に使用させて頂きます。