#102 巴里 小川軒 レイズン・ウィッチ

子どもの頃から好きなレーズンサンド。その元祖は「レイズン・ウィッチ」という。しかも店の名前は「巴里 小川軒」だ。なんとも老舗感があふれた名前だが、永遠に愛されそうなシンプルな洋菓子だ。レーズンサンドといえば、六花亭の「マルセイバターサンド」もあり、この二つが代表的なものだと思う。そこで、小川軒について少し調べてみたところ、代官山や御茶ノ水にある小川軒は別の店で商品も少し違うらしいのだ。洋食屋としてスタートした小川軒は代官山が引き継いでいるが、洋菓子部門はそこから独立した巴里が本家ような印象だ。

先日、久しぶりに新橋へ行った際に新橋駅前ビル1号館というかなり古いビルにある巴里小川軒に寄った。レイズン・ウィッチを買うつもりで行ったのに、フィナンシェに目が止まり、さらに横にあったパウンドケーキも気になり、結局、レイズン・ウィッチは買わずにフィナンシェとパウンドケーキ(今は日向夏と瀬戸内ネーブルオレンジ)を買って帰った。レイズン・ウィッチに劣らず、期待通りの香りと味だったが、やっぱりレイズン・ウィッチを食べたいと思った。

近いうちに新橋へ行こう。

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