#107 ブリーフをイロチ買い

aussieBum(オージーバム)のブリーフを色違いで6枚購入した。ピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、パープルと、レインボーフラッグの6色だ。コットンキャンディというブリーフで、全6色なので、おそらくそれを意識したラインナップだろう。どれも発色がよく、ややグンゼ寄りの絶妙なシルエットでとても可愛く、ゲイ心をくすぐった。

男性用アンダーウェアの流行はゲイが牽引していると思う。かつてはトランクスが主流だったが、90年代初頭にカルバンクラインがボクサーブリーフを発表し、巧みな広告宣伝により広まったと言われている。この広告で有名なのが自身もゲイのブルースウェーバーによる写真だ。ゲイ的センスで撮影された広告は当然ゲイの目に留まり、ファッションに敏感なゲイの多くはいち早くボクサーブリーフを履き始めた。当日20代だった僕も初めて履いたボクサーブリーフがカルバンクラインだった。そして、ローライズジーンズの流行が訪れると、それに合わせてローライズボクサーが登場した。日本のゲイ界隈ではTOOTのローライズボクサーが一世風靡し、漏れずに僕もいっときはTOOTしか履いていなかったほどだ。後にいろいろなブランドで扱われるようになり、ノンケ界隈でも主流になっていった。

ボクサーブリーフが主流になった頃から、それに飽きたこともあり今度はショートトランクスを履くようになってきた。TOOTやプロパガンダなど、ゲイに人気のあるブランドには丈が短くピッタリしたトランクスがラインナップされている。40代はほぼショートトランクスだったかもしれない。そして、パートナーの影響もあって、最近はブリーフを履くことが増えてきた。ブリーフといっても、グンゼなどのように昔からある緩い履き心地のものではなく、ローライズでピッタリしたデザインのものがゲイには人気だ。それらは、TOOTやプロパガンダにもあるが、お気に入りはaussieBum(オーストラリア)やPRIVATE STRUCTURE(マレーシア)などの海外ブランドだ。比較的安価で、aussieBumは個人輸入なのに合計6千円程度で送料無料になる。しかも、時々セールをしており、先日は半額セール(1枚1250円)で購入した。

今回購入したブリーフは、ローライズではなくややグンゼ寄りだが、ピッタリしており、ダサくならない。なにより、発色がよくて気持ちがアガる。こんな可愛いブリーフを履いて、誰にみせるのか?もちろんパートナーだ。バカップルなのか、お互いのブリーフ姿に興奮する。

今日はどの色を履いて出かけよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?