#104 ショートパンツ丈のこだわり

丈が短いショートパンツが流行り出したのはいつだったろうか。

昨年買ったGAPの6インチショートパンツが気に入ったので、今年はその色違いを買った。商品名にある6インチとは、股下の長さを示しており約15センチだ。いつからか、GAPでは股下長さを商品名にするショートパンツが出てきた。6インチはいわゆる痴◯丈と呼ばれるベリーショートのパンツで、GAPではここ数年販売している。曖昧な記憶だが、メンズでも過去に5インチのものがあった気がする。それが、今シーズンの新作ラインナップにはこの6インチショートパンツがなく、僕が買ったのは先シーズンのものだった。

幼少期はデビュー当時の西城秀樹がホットパンツを履いていたことが影響していたのか、ショートパンツと言えばホットパンツだった。その後はショートパンツを履いていた記憶がほとんどなく、よく履き始めたのは90年代の20歳前後からで、その頃のゲイ界隈ではGAPのカーゴショートパンツが流行っていた。丈は膝上くらいだったので10インチくらいだったのではないかと思う。その後は徐々に股下が短くなっていき、数年前のパタゴニアの5インチバギーパンツが流行ったのをきっかけに一気に短いものが目立ってきた。常に短い丈を求めてきた僕と多くのゲイたちは、この流行を待っていたのだが、それに陰りが見え始めている気がする。ゲイの流行に敏感なGAPから6インチショートパンツがなくなるかもしれないからだ。

とは言え、いくつまで痴◯丈のショートパンツを履いていられるだろうか。全身アウトドアの装いならともかく、チノやカーゴの場合はある程度の体格でないと貧相に見えてしまう。お尻は小さくも脚はそこそこの太さがある気がするが、いつまで維持できるものか。そのためにも下半身のトレーニングは続けなければと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?