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劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOMを観てきたぞ

二人は!!!!
幸せな!!!!
キスをして!!!!
幕引き!!!!

最後に!!!!!
愛は!!!!!
勝つ!!!!!!

アスラン、サイコー!!!!!!!!
(よくある映画のクソCMのアレ)

※視聴後のテンションがこんな感じだった。

Twitterに感想を垂れ流すのはどうかと思うのでこっちに投下していくぜぇ〜

起承転結で分けて雑にその時々のアレを吐き出していくぞー。



◎起(キラがかわいそう)


物語は終わらない。


たとえ大団円を迎えようとも彼ら彼女らの物語は続いている。

そして、佳境を乗り越えようともそれで全てが解決するわけではない。

傷も、蟠りも、悲しみも、苦しみも残ったままで、その問題と向き合わなければいけない。それこそが未来を選び勝者となった者の義務だからである。

だからこそ、目指した未来へと進み続けるために彼ら彼女らは自身にできることをするのだ。

○視聴中の声(心の声)


「キラを苦しめるの、そろそろやめませんか? 見ていて辛いよ……。そいつ、仕方なく戦闘に適応しただけであって、本当は機械いじったりするのが好きな平和なやつなんすよ……」

「我が強めなオタサーの姫みたいなやつがいるぅ~~~(アグネスを指差しながら)」

「軽口と悪口の分水嶺ってあるよね。シンがかわいそう(アグネスの言葉に傷付きながら)」

なんか怪しいやつ(フード被り)なんか怪しい奴ら怪しい感じだ……。これ絶対に悪いことが起きるやつだ……」

「なんかえらく早口で文字数多めに喋るやたらと有能そうなcv.福山潤がいる。なぜか安心感がある。なんだこいつ」

「キラ、ソフト屋でもあるから現場とそこら辺の擦り合わせができるのいいよな……。というか、本来はそっちのほうに進みそうだったしなぁ。なんでこうなっちゃったんだろうね


◎承(キラがかわいそう)


目的の為に活動する組織の人々。

それぞれに役割があり、それ故の負担がある。
その負担を理解しない者がいる。理解してなお苦しむ者がいる。

あと、声を大にして言いたい。

「ニュータイプを生やすな」

本当にびっくりした。いきなりニュータイプ(みたいなもの)が出てくるんだもの。アリなんだねそれ。ほんとびっくりだよ。感応波を出すな。その音は反則だろ。というか、それはもうただのエスパーだろ。ただのエスパーなのでテレパシー認識阻害読心術もできます。うーん、そっか!!!!

キラは軍属ではあるが、別に軍事訓練とかしてないんだろうな。本人もそういうのには乗り気じゃないだろうし。

パイロットとメカニックとして働かせるのが一番軍への貢献度が高いだろうから、わざわざ生身での戦闘訓練させる必要がないというのはあると思う。

それはそれとして、チンピラをお出しされるとすげぇ反応に困る。チンピラって真面目に対応するだけ無駄なのにキラは優しいので相手しちゃうしそのせいで大型犬のシンが噛みついて変なことになっているしな。シン、マジでやっていることが血気盛んでなつき度がやたら高い舎弟。

アスランを見習え、アスランを。アスランなら意味がないと無視するか、普通に正論で殴ってついでに物理的にも殴って終わらせるだろ。誰かアスランを呼べ。

そして案の定というか、罠でした~。ということになる。

選民思想が強くて自分の正しさに自信があるくせに真正面から説得することもできず、結局は搦め手で陥れようとする姿を見るとその時点でこすっからさが出るので見ていて魅力の一切存在しない悪役だなぁと。キラに対して最初から喧嘩腰なのも三下感が増す要因だったと思う(尺の都合でもある)

せめてもう少し耳心地のイイ言葉をこれでもかと並べ立てて欲しかった。議長みたいな軽快で甘言じみたペラ回しが出来ない時点で役者不足感がある。やっぱcv池田秀一じゃない弁舌キャラはダメだな。無茶を言うな。


○視聴中の声

「キラを追い詰めるのやめません? アスランを追い詰めようよ。アスランさんならなんやかんやどうにかしてくれるけれど、キラはマジで抱え込みそうで見てられないんだ」

「なんかアスランみたいなのいたな……」

「頭を下げるのが遅れるシン可愛い~~~。そして上げるのも遅れるのマジで可愛い~~~。女王の御前だぞザフト軍の教育どうなってんだ」

「立食パーティーで中高生男子がバイキングでやるような盛り付けをして口いっぱいに頬張るシン可愛い~~~~~。なんだお前中高生男子か???」

「洗脳波みたいなのを出しているのにここまで相手にされない悪役っているんですね。催眠おじさんの才能がない。そんなんじゃFANZAでやっていけないぞ。なくていいわそんな才能」

「これだけの数で囲っているくせに、キラを倒すのにこんなに時間を掛けている時点でこいつら口のわりにショボくない……? そんなことない……?」

「そんな気軽に核を撃つなカス>核を使います!

「アスランだ~~~~~! 表情ぅ~~~~~~~~~!(大爆笑)」

「なんでズゴック?」
「なんでズゴック???」
「ズゴック????????????」
「ズゴックでも強い!!!!!!!!!」
「なんでズゴックなんだよっ!!!!!!!!!」

「特に迷いのない状態のアスラン、煽りまで含めて“格”が違う」

「劇場版特有の中盤に出てきてやたらと頼りになるキャラの風格」

「アスランでそれをやるのズルくない?」

「シンのさりげないパイタッチ(無意識)。こいつほんま……」


◎転(キラがかわいそう)


追い詰められる主人公サイド。

敵サイドの思惑が明かされ、世界に再び戦火が振り下ろされようとしている。

めっためたに打ちのめされたキラが塞ぎ込む。
いやぁ、超能力はズルいよねー。アレは仕方ない。

そんな主人公を立ち直らせるのは誰か。

当然、私たちのアスラン・ザラですよ。劇場版アスランは最強ですね。迷いがない。躊躇いがない。むしろ正論を好きなだけほざける立場なので、大義は我にありとばかりにズケズケと言いまくる。一応、種運命での言葉足らずが少しばかり改善されたのかちゃんと理由を言って、どうするべきかまで言ってくれます。

アスランが「俺の知るラクスは~」とか言い出した時の空気、最高。
全員から「お前がラクスの何を知っているんだ」と内心で突っ込まれているでしょアレ。

キラの喧嘩の構えに対してアスランは容赦なくCQCじみた格闘術で一方的にボコボコにするの、マジで最高。少しは手加減したれや。

そんな二人を止めようとして両方から殴られるシン、かわいそう。

今作のシン、マジでただの可愛いバカ。純粋さが窺えるし、キラがジャスティスを任せるのも納得の信頼がある。

そんなこんなで最終的にアスランがキラの手を引っ張り、立ち上がらせる。
はぁ~~~~~~最高だねぇ。


○視聴中の声

「キラを追い詰めるのやめよ? 種のときに十分にボコボコにしたやんけ」

「ここ(侵入者を装ってルナを驚かそうとしているとき)のシン、マジでバカだよ! お前の銃に弾が入っていなくてもルナの銃に弾は入っているだろうに! お前それでルナが変に抵抗して暴発してどっちかが死んだら洒落にならんからな!? ほんと、展開上ありえないだろうけれど、そうなったら嫌だからそういうのはやめような!?」

「気軽に国を滅ぼすのやめろ」
「ほんと人類は愚かでゲスねぇ~」
「言っていることとやっていることが噛み合っていないでゲスなぁ」
「議長がこれを見ても眉を顰めるだろ。草葉の陰で議長が泣いているぞ」

「ラクス、レスバ強いぜ……」

「オーブの地下、なんでもあるな……(なんでもはない)」

「そっか、こいつらは旧型扱いなのか……」

「煽りに弱いロリババア」


◎結(アスランの敵がかわいそう)


最終決戦。マジでギチギチに詰まっている。
ここら辺の疾走感は凄まじかった。

結論、愛。

やはり愛か……。

本当にだいたい愛が解決したので、愛は万能やね。


○視聴中の声

「ミーティアあるやん。どうせキラとアスランが使うんでしょ?」
「お前らが使うんかい! いや、でもこれはこれでいいな!」

「艦隊戦が無茶苦茶すぎる。なんで真正面から突破できるんだよ」
「ラムアタックを大真面目にやるな!!!! バカ!!!!!!!!」

「ジャスティスだから負けたはライン越えだろ」
「キラに頼られてマジで嬉しい絶好調なシンがディスティニーを乗り回すとそもそも相手の攻撃が当たらない。なるほど、確かにジャスティスじゃダメだな……」

ラクス自身がキラの新しい翼です! という激しい自己主張が感じられる。愛やね」

「ドッキング!(これもうソレの隠喩だろ)」
※TOHOシネマズの轟音上映で見たのですが、ここのドッキング音が一番重低音を響かせていました。

「デュートリオンビームでのエネルギー供給、そういやそんなんあったな……。それを拾う展開があるのすげぇな」

「……あの、ズゴックの外装の意味は?????????」

「破廉恥な妄想で一本! 」
「アスランさん、相手をバカにし過ぎです。お前どんだけ余裕なんだよ」

「決まり手、角!」
「角……?」

「サイコミュですか?」

「サイコフィールドですか???」

「当然のように精神感応波を使いこなす二人。どんどん相手の優位性を壊していくのでひどい」

「刀だ。わぁ格好いい」

「お、アグネス生きてる……。死ぬものだとばっかり(cv.の名前を見ながら)」

二人は!!!!
幸せな!!!!
キスをして!!!!
幕引き!!!!

「イエーーーーーイ!!!!!!!」



◎ちょっと冷静になった


間違いなくエンタメとしては五億点の作品です。

指数関数的に跳ね上がっていく疾走感。
物語がみっちみちに詰まっていることによる満足感。
小ネタがこれでもかとブチ込まれていてコメディとしての充足感も十分。

下手に前後編とかにされずに一本でまとめたからこその仕上りで、かなり面白かった。

それはそれとして、色々と「ちょっと待てや」と叫びたくなる。

「なんでだよ」
「そうはならんやろ」
「でもそうなっているんだよな……」

を連続で浴びせ続けられた側の気持ちを考えて欲しい。

特に、シンの心の闇(ステラ)とか「分身はこうやるんだ!」とか、本編であんなのされたらキレてもおかしくないだろアレ。

アスランのちょっとえっちなカガリの妄想♡ も大概か。他にも取れる手段がありそうなのに敢えてアレを選ぶアスラン、なんなん?

あとまぁ、シナリオ的にも劣化議長がすんげぇしょっぱいし雑なので、ガンダム問答における出題者側の手落ちが酷い。

でもまぁ、その辺まで含めてエンタメに全力投球で、間違いなく「面白かった」と言える仕上りなので、良かった。

完結のための劇場版ではなく、劇場版としての劇場版をお出ししてくれたので、ありとあらゆる不平不満をかっ飛ばして私は満足できましたよ。

別にSEEDの亡霊になっていたわけではなかったけれど、良かったですね。


いやー、もう一回観に行ってもいいな……

以上、終わり。

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