泊まれるシアター TheaterZzzは忙しい私たちの「~しながら映画を観たい」を叶えてくれるホテル
旅行好き&商業建築好きで、訪れたホテルの紹介を写真メインにnoteに書き綴ってます。
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「TheaterZzz(シアタージィー)」は、2019年8月に両国に開業した「泊まれるシアター」がコンセプトのホテルです。
私が訪れたのは8月中旬。この日はまだプレオープンでした。
TheaterZzz ってどんなホテル?
TheaterZzzは寝るためのホテルではなく、「映画 × 旅 × 茶」の3つの要素が一つの空間となった施設です。
今求められているコンテンツがひとまとめになっており、「あれもやりたい、これもやりたい、けど時間がない」という現代人のあれこれを叶えてくれます。
映画を観ながら寝落ちができる、新感覚ドミトリー
TheaterZzz は男女混合ドミトリータイプのホテルです。
体験型の宿泊スタイルで、スクリーンのあるシアターエリアにテントを張り宿泊します。ホテルとして少し変わっている特徴が、一般的な「個人宿泊」のほかに、シアターとしての「貸切利用」があることです。
貸切利用ならおしゃべりしながらでも、スマートフォンをいじりながらでも、映画鑑賞ができる
映画を友だちともっと自由に観たい!
映画館もいいんだけど、おうちにいるような自由さで観たいんだよね。おしゃべりしながら観たいし、推しを応援したいし、スマートフォンをいじっても怒られない空間で、できればさ、欲を言えば"映える空間"だと最高だよね。
なんなら、みんなで寝落ちしちゃってもよくない?という私たちの希望を「泊まれるシアター」は叶えてくれます。
そうそう、これ!まさに私たちの求めていたチル空間。
階段状の床は芝になっており、座って見ることも、寝転ぶこともできるので、おうち感覚でだらっとできます。この自由な開放感は、映画そのもの以上にテンションを上げてくれます。
男性が足を伸ばして寝っ転がっても全然大丈夫です。
人をダメにするクッションがいたるところにあり、自由に使うことができます。最高じゃないですか?
貸切利用なら、フードとドリンクの持ち込みもOK!ほら、ピザパーティだって出来てしまいます。
夜中、映画を観てもいいし、眠くなったらそのまま寝落ちしても大丈夫。
ネット環境が揃っており、Netflix、Amazonプライム、Hulu、YouTubeなど基本的な映画配信サービスを利用することができます。(ただし、個人のアカウントが必要です)
なので、集まるメンバーによっては映画に限らず「アニメ一気観」「ライブ映像上映会」など自由に使うことができます。
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一方、個人宿泊では、ホテルに用意されている映画を観ることができます。映画好きなスタッフが厳選した映画が用意されており、普段だったら観ないジャンルの映画に出会えます。
私が訪れたときは、コンセプトの一つの「旅」を意識したようなラインナップでした。世界各国の少し変わった映画が揃っている印象。
残念ながら鑑賞できる映画リストはなかったです。もしかしたら作品は随時入れ替わったり、増えていくスタイルなのかもしれません。(観たい作品や映画持ち込みをしたいときは、事前に確認してみてください。)
シアターのほかには一般的なホテルと同様に、24時間使える共用シャワー、アメニティ、ドライヤー、寝具セットなどは無料で借りることができます。
アジアンテイストな寝間着。かわいい。
シアターエリアの階段は、映画が見やすいだけでなく、ロッカーにもなっていて、貴重品はここにしまっておくことができました。これぞ日本的なミニマムな空間利用。無駄がない。
寝るときはテントをつくって、その中で寝ます。
このテント、実は天井のドライフラワーの間に隠されています。この麻の布を外せば、さっと寝床がつくれるという。合理性の高さに日本の布団文化に通じるものを感じます。
テント布をさーっとおろして、
床にあるリングにテントの端っこにあるフックを引っ掛けてつくるだけ。すごく簡単。
スタッフさんに手伝ってもらいながら、テントを作っていきます。10分もかからずに完成しました。
ちなみに、芝の上に直接寝るわけでではなく、マットがあるので安心です。マットは階段の下に収納されていました。うん。ミニマム。
暗くすると、キャンプ感が増します。まるでグランピングみたい。テントから光が漏れていて幻想的でただそれだけのことですが、テンションがあがります。
実はこの光は「魔法の本」なんです。
ネタバラシをするとチェックインしたときに渡される「本の形をした照明」なのですが、これまたおしゃれ。つい写真を撮ってしまいました。
テントの中は、大人二人が寝転がるには十分な広さ。テント布からスクリーンの光が透けてましたが、これはこれでシアターに泊まっている感がして、むしろよき。
映えの極みなメニュー!併設カフェ「CHASURU」
私が行ったときはまだオープンしていなかったのですが、8月下旬にカフェスペースがオープンしています。カフェ「CHASURU」は東洋を意識したメニューが推し。ちなみに夜はバーになるそう。
映えがやばい……。行きたすぎる……。
フォトジェニックなのはもちろんですが、かなりこだわりを持って東洋文化をリスペクトしたメニューなのです。
このホテルを作った会社のウェブサイトを調べてみたら、東洋の伝統を意識した空間設計を得意にしているようで、なんとなく「映えるから」「流行りだから」というだけの理由だけでメニューを決めているわけではなさそう。
ちなみに私がチェックインしたときは「宮崎県産の紅茶」と「ラベンダーの琥珀糖」をふるまってもらったのですが、「琥珀糖」が可愛さの極みでした。
表面はかりっとした飴のようで、中に少しとろりとした蜜のような砂糖菓子です。まるで宝石のような見た目にうっとり。食べるのがもったいないのに、おいしいからつい食べてしまうというジレンマ。
ちなみに、カフェスペースはホテルの共用部であり、誰でも利用することができます。
ホテルの朝ごはんは「CHASURU」でいただきました。鳥のお茶漬けで、さっぱりとしているなかで、鳥のコクがありおいしかったです。
具材のもなかの中に、高菜が入っていていたのが今までに食べたことのない食感と味で面白かったです。
カフェはガラス張りで、自然光が十分に入ってきます。施設の開放感を生み出すには、この自然光が大事で「なんだかいいな」と思う空間には、だいたい大きな窓やガラス戸があるはずです。
もともとここは倉庫として利用されていたんだそう。だから柱がなくて、1フロアでカフェとシアターを隔てる壁もなく、ガラスドアで仕切られています。
視線を遮る壁がない空間は、まるで日本家屋のようです。
ガラス1枚で仕切られた、シアター空間の非日常感とカフェ空間の日常的に利用する空間が隣あうギャップが面白い。
あと、余談ですが、梁がいかついのがかっこいい。ここまでゴツくても、白く化粧してしまえば、こういうデザインのように見えるから不思議です。
「映画と出会う体験」をするイベントも開催
TheatreZzzは宿泊の他にも、月末の土日に映画上映会イベントがあり、9月は映画「犬ヶ島」を上映するそう。
観たいなと思いつつ見れてなかった映画を見れるイベント。しかも素敵空間で。今まで映画を鑑賞したと思ったら、「映画館」か「だれかの家」に行くしかなかったのを「TheaterZzz」は解決してくれます。
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「TheaterZzz」には、今私たちが求めているチル感、自由さがあります。
一人でなら高画質・高音質で映画をいつでもどこでも楽しむことができる今、〈人と過ごす時間として〉映画を夜中楽しむことができます。
〈時間を共有すること〉に付加価値を見出す現代人の新しいカタチの映画鑑賞を提案する「TheaterZzz」は、映画体験をもっと自由にしてくれるかもしれません。
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▼ホテルに行くのが趣味で、ホテル紹介マガジンはじめました。
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▼ピザパーティしたい日本人めっちゃいるっぽいよ。
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スペシャルサンクス
本noteを公開するにあたり、編集をしてくださったお二人
@fhana_ISSY さん
@landf_akane さん
と、一緒に「TheaterZzz」でパッドマンを観てくださった友人たち!
また映画会しようね!
いつも読んで下さってありがとうございます! 投げ銭と売上は、ホテルステイの軍資金にさせていただいております。