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科学に関する記事のまとめです。
今回はほんの紹介を。。。 タイトルは「52ヘルツのクジラたち」 この本は、性別・世代を超えた愛情について描かれた本。 それと同時に自分の声を聴いてくれる人は必ずどこかにいるということを改めて思わされる本でした。 主人公の過去の生い立ちがと引っ越し先で出会った一人の少年との物語。 人はこのようにして成長し、前に進み、そして誰かに支え支えられて生きているということを改めて考え直させられました。 また、主人公とその友人との面白いやり取りなどもあります。 気になる方は是非、
生物の進化については、分子レベルからアプローチした本があります。その本は講談社から発売されており、Blue Backsシリーズとして入手可能です。詳細は以下のリンクからご覧いただけます。: 生物の進化は、DNAの変異によって引き起こされます。この変異にはポジティブなものやネガティブなもの、そして中立なものがあります。これらの変異は、一定の確立で起こると考えられています。(様々な要因があります。) これらの変異が広がり新たな生物が生まれます。 一般的に、ネガティブな変異は集
微生物は、私たちの周りにたくさん存在する微小な生物です。彼らは非常に多様であり、様々な場所に存在しています。微生物には細菌、ウイルス、真菌、プロトゾアなどが含まれます。 微生物は私たちの健康にも重要な役割を果たしています。例えば、私たちの腸内細菌は私たちの消化を助けたり、免疫システムを調整する役割を持っています。また、微生物は食品の発酵や防腐剤としても利用されます。 しかし、微生物は病原体としても知られています。細菌やウイルスは感染症を引き起こすことがあります。例えば、コ
生命起源における増殖能力の謎 著者:松尾宗征先生(広島大学) この記事は、生命誕生のなぞを解明する非常に重要な知見であると思います。なぜ自己増殖を獲得できたのかの解明をするための手掛かりとなると思います。 筆者らは、アミノ酸(チオエステル化アミノ酸)をエサとすることで物理的自触媒反応により増殖するコアセルベート液滴型人工細胞を世界に先駆けて創製しました。(下の図) これは、アミノ酸を還元剤が含まれた水に添加すると、ペプチドができる(平均4個)。これらが、液滴を形
今回は、プラスミド調製について書いていこうと思います。 プラスミド調製は、遺伝子組換え実験においては基本中の基本だと思います。 まずは以下に一般的な大腸菌のプラスミド調製の方法を示します。 ~プラスミド調製~ ①適当な抗生物質(アンピシリンやカナマイシンなど)を含むLB培地で、一晩菌体を培養する。 ②培養液を集菌し、上清(培地)を除く。 ③SolutionI 100μlに菌体を懸濁後、氷上に10分おく。 SolutionI(50 mM グルコース, 25 mM