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今井しほか「草薙と人と人と(4日目)」

草薙神社に向かうためにほぼノープランで清水区草薙へ。
着いてすぐお腹が空いたので目に留まった居酒屋とサンドウィッチのお店に入りました。

浜ちゃんとmogu
二つのお店が一つの扉に!中がどういうことになってるのか気になり入ってみました
中にはサンドウィッチのブースが!
桃と生クリームのサンドウィッチ食べました

お店の方に実は東京から静岡へリサーチしに滞在しているんですとお伝えしたら、草薙について詳しく教えてくださいました。

草薙の一大イベント!滞在期間ではないのですがいつか見てみたい…
狼煙の上がり方で豊穣を占ったり、祈願するらしい
草薙神社の龍勢模型。竹がほぼ丸々一本?
かっこいい!こういう作品作りたい
ドローイングとして素晴らしすぎる

そのまま、浜ちゃんの店長さんからおすすめいただき近くにあるコラボレーションスペースTakt(タクト)にお邪魔してきました!

Taktは、一般社団法人草薙カルテッドが事務局として関わりつつ、主に近隣の学生たちによって運営されているスペースです。(運営メンバーたちの総称はCon-Takt)
主に東海大学、静岡県立大学、常葉大学、静岡英和学院大学の2~4年生が在籍しているとのことです。

Taktと草薙の写真スタジオ「Kスタジオ」さんの共同主催

普段は学生、社会人関係なく使えるコワーキングスペースになっていますが、この日はたまたま「印象を変える!証明写真メイク講座」というイベントをやるということをお聞きして見学しつつ、学生の皆さんにお話をお聞きしました。

イベントは学生さんが沢山参加!
私も働く前にメイクを習いたかった…

Taktのコアメンバーは今約14人ほどで、集めるチーム(主にTaktの認知を広げる広報)、と機会提供チーム(県内のイベントを情報収集、自分たちのやれることを模索)、繋げるチーム(会員になった方のやりたいことを収集し、できる人を紹介する)に分かれて活動しているそう。

繋げるチームのできること/やりたいことボード

入った経緯は先輩の紹介で、という方が多そうな印象でした。その他はイベントの参加者だった方や、元々まちづくりに興味があったためメンバーになった、という方もいました。
また事務局である一般社団法人草薙カルテッドの小林さんが代表をされているカリヨン書店(県立大学内)でチラシを見てという方もいらっしゃいました。

イベント参加者の中にはなんと高校生の時からという常連さんも!
ここを知るきっかけとしては、街でやっているお祭りやワークショップなどで地元の大人が直接学生に声をかけて教えてくれることもあるそう。
土台としてある地元のネットワークの厚さに、 人を呼ぶヒントがある気がしました。「こんなことやってるんです!」と言うと「ここのお店のここの方は詳しいですよ」、とすぐに出てくること。
たとえば東京だったら、隣近所に住んでる人とさえ一度も話さずに何年も住んでいたりします(時にはメリットにもなりますが…)。

知る好奇心を持つ学生と、それを気軽に見つけて教えてくれる環境。それがうまく噛み合ったからこそ、賑わいを持っている気がしました。

続けて皆さんにここに入ってみてどうですか?とお聞きしたら、入らなかったら知らなかった情報を知ることができた、学部や大学を超えて大学の繋がりができたなど、ここでできた人と人の繋がりを挙げている方が多かったです。
中でも印象に残ったのは、大学入学時にコロナ禍だった4年生の話です。授業はオンラインが多く同級生となかなか会うことがなかったが、ここきっかけで同世代との繋がりを作ることができ、自分より年上の人と仲良くする機会ができたと言っていました。

集まりやすさの要因として、辺りが学生街という事もありそうですが(または駅前に並んでいる商店同士のコミュニケーションもある?)、学生が行ってみたいと思う場所に同じく同世代の人たちが既にいることも大部分を占めている気がしました。
①まずは人が人を呼び、②行ってみたらそこに居やすく、③そして新しい人が楽しそうなコミュニティを見て、行ってみたくなる、という仕組みがあるんだろうなあと想像。人から人へ広がっていくこと。

最後に常連のお二人に静岡駅、草薙駅、清水駅はざっくりどんなエリアですかとお聞きました。
静岡→買い物に行くなら静岡。チェーン店が多い。
草薙→学生が多い、住みやすい。数年ですごく変わっていっている。
清水→元繁華街。飲みにいくなら清水。ビジネスホテルが多い、工場が多いからホテルが多くなった。海鮮を食べるなら清水(焼津も)
さらに帰り際におすすめのお店まで詳細に教えてもらって、清水っ子すごい…と、とにかく感動。

ここにいるのが楽しいというキラキラした学生さんたちに元気をもらいつつ、また時間が経って、この場所が人と人との繋がりによってどんな風に進化していくのかも、ぜひ見てみたいなと思いました。

お話を聞かせていただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。

↑昨日の記事

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