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櫻井麻樹 「生きる力が育まれている場所」(3日目)

目覚まし時計が鳴り目が覚める、止めようと思って起きるが、自分では設定していないことに気付く・・・・自分の部屋ではないみたいだ・・・・
ずーーーーっとなり続ける目覚まし時計、もう少し休もうと思ってもう一度布団に入るが一向にやまない目覚まし時計・・・・・気になる・・・
どうやらその部屋の主はいないみたいだ・・・・
寝るか起きるか・・・・10分くらい葛藤が続く、その間も目覚ましはやまず・・・・寝るのか・・・起きるのか・・・・どっちなんだい・・・
おーーーーーーーきる!
という事で「神様が早く起きて活動しなさい!」そう言ってくださってるんだなととらえて起きる事にする!
時間は7時前。外は快晴!

3日目の朝  今日も快晴!

今日の予定は「おしごとはくらんかい」の見学と、おんぱくの中のイベントの1つ、御前崎フカボリストみきポットこと、「みきさん」による御前崎深堀りツアーへの参加。
おしごとはくらんかいへは11:30頃に行く予定、それまでには時間があるので、だったら御前崎市のエリアをまわろうという事でどこへ行くか考える。
滞在してみてわかったが御前崎市は結構広く、佐倉地区、池新田地区、比木地区、新野地区、朝比奈地区、白羽地区、御前崎地区、高松地区からなっている。

昨日は佐倉地区(池宮神社あたり)、池新田地区(浜岡砂丘あたり)御前崎地区(御前埼灯台あたり) 朝比奈地区(あらさわふる里公園あたり)
そして白羽地区(さらっと何度か通過)この辺りは少し触れたので

高松地区へ行ってみる事にする!

階段が213段あるようです!
高松神社からの景色 高松神社は漁の時に「無事に帰る」ための目印にもなっていたようです。

高松神社でお参りしてまわりをぐるっと歩いてみる

山と海に触れられる御前崎 高台からの景色が素敵! 
近くにゴルフ場
下って道路に合流
マップに沿ってあるいていたのに・・・しかも一本道でみのがしました・・はるなさん 
せめてこの写真

おっかなびっくり歩きながら、今度は見つけました!

関橋様(せきばしさま) 咳を治す神として信仰を集めていたようです
さらに歩きぐるっとまわって高松神社の階段の一番下へ


公園を発見!
登ってみるとゴルフ場!?
公園の中に小さいゴルフ場があったんですね! 木の影が素敵にうつりました!
ぐるっと回って帰ってきました!!
そして「風のマルシェ」へ
あった! 亀のお菓子のでっかい奴! 
夢咲牛メンチをゲット! 御前崎は食も結構色々あって魚もおいしいですし、
夢咲牛は、御前崎市が誇る最高級ブランド黒毛和牛らしく
遠州夢咲牛とは、平成4年にJA遠州夢咲管内(旧浜岡、菊川、小笠、大東、大須賀町)のJA遠州夢咲肉牛委員会に所属する黒毛和牛の生産者が、夢咲管内で生産されている牛肉の良さを多くの人に知ってもらうために立ち上げたブランド
とのことです。
一度ホテルへ戻り、「おしごとはくらんかい」へ!今日も暑かった!



「おしごとはくらんかい」は
浜岡原子力発電所の隣 「浜岡原子力館」にて行われるのでまじかに浜岡原子力発電所がみえました。

浜岡原子力発電所に関してすこしだけ(noteではリンクしてみる事が出来るのかはわからないのですが)

現在の原子力発電所
平成23年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震をきっかけに、内閣総理大臣が中長期の地震対策が完成するまで浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転を停止するよう要請しました。中部電力株式会社は、この要請を重く受け止めすべての原子炉の運転を停止しました。

現在も、浜岡原子力発電所はすべての原子炉で運転を停止しています。
浜岡原子力発電所との共存 50年のあゆみ(動画)/御前崎市公式ホームページ (city.omaezaki.shizuoka.jp)

廃止措置作業状況について - 廃止措置の取り組み|中部電力 (chuden.co.jp)


子供達が色々な職業を体験できるという素敵な企画!


原子力館の外には沢山の職業体験場所が!

原子力館の中でも色々な企画が!

風で物を浮かせたり、重さがかかる仕組みなど、その理由や仕組みなどを教えてくれる企画
(ざっくりですみません)

そしてパフォーマンス場所も作ってあり

よさこいと現代ダンスとの融合パフォーマンス
従弐我 パフォーマンス団体(途中から見たので読み方がわからず・・ずみません)
とてもエネルギッシュに、そして真摯に向き合ってパフォーマンスをしていて素敵でした!

今回の「おしごとはくらんかい」もOMAEZAKI STYLE CULUBさんが主催しているみたいで、この企画だけでも数百人の人達はいたような気がいます、後ほど豊島さんに聞いたら、どれだけ来るかわからなかったけど、やってみるといっぱい来てくれるんだよね・・・と
おまえざきはくらんかい同じ時期にこれほどの規模の企画を同時開催するという、バイタリティーあふれる方達の集まりですし、何かを発信するという事が少しづつ広がっている、そしてそれを楽しんでいる人達が沢山いるという印象を受けました。

このイベントに御前崎市役所の山崎さんや牧之原市でホストを務めていた尾崎さんなどもいらしていてご挨拶させて頂きました。
牧之原市では今年MAWに参加した旅人アーティスト達と一緒に来年イベントを開催することになったらしいですね。こういった一つ一つの出会いがつながって広がっていくんだなと思いました!


おしごとはくらんかいを後にしてみきさんの深堀りツアーへ

みきさんがやっているお店!
このツアーに参加するとなんとお土産もついてくる!  みきさんが作っているコピ塩
そして御前崎ステッカー!!
出発前に! その1
その2
その3 後ろにLOVE! これはみきさんがやったそうです
その4 結構とりました!

そしてこのみきさんの深堀りツアーが本当に深掘りで、濃い場所と濃い話が色々ありました!

御前崎灯台・・・のさらに先にあったお店からの景色、灯台の裏にあったので昨日は全く気付かなかったです!
地球が丸いと体感できるという!  あっ! 写真撮る影がうつってます

丸さを体験中の市川さん
丸さを体験中の額田さん

このあとは写真はないですが駒形神社でお参り、
ピンクのシャドーが素敵なご婦人のお店によって!(名前を忘れてしまってすみません)
梅酢の事はここで知りました、素材に梅酢をかければ何でもいける!と聞きました。

そしてメキシコから移住してきて、御前崎に住んでいたんですが今は千葉の方にすんでいるという写真家でありサーフィン大好きペドロさん(確か)!
が波を見るための穴場の高台へ

ここへ行く途中小道を抜けて、御前崎で一番急な坂、首きり坂ここを下ってから高台へ


見えてきた!
ここから波の状態をみたそうです。

ペドロさんもそうですが御前崎にはサーフィンをするために移住してくる方も多いみたいで、海が見える高台からは移住して来た方達が建てたおしゃれな家も沢山ありました。
みきさんもサーフィンをやるようで、一目見ただけでどこの波が良いか、波の良いタイミングなどもわかるみたいですね、波がセット?される瞬間も教えてくれました。
線が見つあるでしょ、これから波が生まれるよ・・とか


そして世界の のざきさん がやっているというコーヒーのお店へ

みきさんがうちらのために買ってきてくれたあんこのパイ これが美味しかった
コーヒーをホットで飲むかアイスで飲むか論争が行われ、ホットに合うまめ、アイスでも合うまめなどその結果 僕はエルサルバドルの豆でホットの方が豆の味が良く活きるみたいですね


市川さんがアイスでさわやかな方の豆グァテマラ だったかな?_
額田さんがアイスの濃い方の豆だったかと

みきさんが「世界のざき」だからと冗談で言っているのだと思いきや
じつはこののざきさん昔スタイリストさん(だったかと)だったらしく、海外でもガンガンやっていて有名なイベントにも参加していたみたいですが、御前崎に移住してきてコーヒー屋をはじめて、徐々にスタイリストの仕事の方を減らしていき、今ではコーヒー屋をやっているそうです、そして冬の間は長野の方に行きコーヒー屋などをやり温かくなってきたらまた戻ってくるみたいです。

のざきさんもいってたんですが、東京だと少しお店を閉めてしまえば客は遠のいていってしまう、でも御前崎はまた戻ってきたときにひょっこり来てくれる人が沢山いる、何事もなかったように言ったらっしゃいとおかえりなさいを繰り返してくれるから、やってられるんだと。

そしてみきさんも見送ってもくれるしむかえてもくれる、何かそれが出来る土地なんだといってました。

そして次はとっておきの場所
みきさんも子供のころ遊んでいたといわれる湧き水 2か所めぐり

御前崎に住む人でも知らない人も多いらしいです
そしてもう1ヶ所

この辺りはみきさんの実家もあるそうで、お孫さんも暑い日に保育所に連れていくときはここでパシャパシャして遊んで帰るといってました。

ツアーもいよいよ終わりを迎え、最後は浜岡砂丘から夕陽を見よう!
という事になり、日没が迫る中、車を走らせました!!

浜岡砂丘を小走りで駆け上り、感動のフィナーレへ!!

結果間に合わず・・・・
しかし、海岸沿いで楽しむ若者たちを上からみんなで眺めるという楽しみ方を少しして
深掘りツアー終了となりました!

みきさんが連れて行ってくれた場所、紹介してくれた人達本当に素敵で
3日目にして御前崎という場所が少しずつ感じられてきました。

旅人みんなで話していたのですが陽気な人が多く、日本というより海外の雰囲気があり、自分で移住してきた人達もそうですが、そこに昔から住む人たちも自分で生き方を見つけるのが上手い人達、またはある意味覚悟をもってこの土地に来る方が多いという印象を受けました。
じつは深掘りツアーが終わったあと海岸で眺めていた子供達が砂丘で携帯電話を落として探すという一幕があったのですが、子供達は子供達でそれぞれの役割を分担して、なくしているのに悲壮感も少なく、良い意味でもマイペースで他の友達もそこに関して力を貸す子、眺める子など、それぞれのスタンスをみんながきちんと持っている、自由に過ごしているなと感じました。
結果携帯電話も見つかるという奇跡(見つかったときすごく喜ぶ人、それすらもあまり関心のない人などそれもまた面白い関係性でした)、電話は砂丘に埋もれてて踏んだら気付いたといってました(笑)

その後は浜岡砂丘の近くになごみというお店があって、夜はライブなども行われるというので、一度宿に戻り、みきさんともお別れして旅人3人で行ってみました。


なごみで御前崎に来てからの3日間やそれぞれの活動などについて話す時間が取れました。
市川さんは本当は美大に行きたかったのに親に反対され、あきらめて就職したけど、やはりやりたいと思い活動を再開してまだそんなに長くはないけど日本だけでなく海外のレジデンスにも積極的に参加し今は色々経験を積んで修行する機会としてガンガンやっているようです、この後も色々なレジデンスが控えているみたいで市川さん曰く、一応現代美術?作風はオーソドックスではない!
と言ってました。
一方、額田さんは芸大を出て(入った学科としてはコアだったといってましたが)、音楽や演劇など様々な場所で活動している経験豊富な方で、前に同じ現場でお会いしたときはありますがその時はお互いあまり話せず、お互いに少し知っているがゆえに、お互いに独特な緊張感をもって初日の対面を迎えていたというのもわかりました(笑)
でも話してみてお互いを知ったことも多く、とても良い機会でしたし時間でした。

3人で御前崎についても話していて、この土地は皆さんが生きる力が強いなと、自分が選んで自由に楽しむ事が出来ている人が多く、昔から住む人、移住して来た人などの垣根も比較的に柔軟で、多様性を受け入れている性質がある。
僕が思っている芸術の素敵な力とは、
皆さん日々を生きる中で色々なもやもやを抱えていて
そのもやもやが人の持っている本来の可能性を消してしまっている。
だからこそまず本来の人の持っている力、感覚、その可能性を思い出させてくれる、日々を生きる中で自分が選んで自由に楽しんでいいんだよと、生きる力を自分で育むための要素を気付かせてくれる、そこが芸術の素敵な所であり、大切な第1歩だと思っていて、そこから広げていくのが2歩目だとしたら、まずその1歩目がすこぶる大変だと僕は思ってるのですが、御前崎はその核となる1歩目の大切なものが、自然と根付いている、人の身体に感覚として入り込んできてくれるという素敵な土地であるなとここ3日間で思いました。









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