あまる「形を伴うきもちの継承(三日目)」
三日目の朝は寝坊。
宿舎・錆御納戸(sabionand)から徒歩一分、
朝食の提供もあるという食堂「おばあちゃんち」に着いたのは
午前10時のこと。カレーが終わっていた!残念!
明日こそはちゃんと、朝起きて食べに行こう。
11時になると、街の食堂が開き始めるということで。
もう少し、近くで時間を過ごしたいと思ったところ…
目についたのは、通りを挟んで向かい側にみえた壁画。
階段を上がりきると、
そこは「清光院」というお寺でした。
さて、実は
私たちをいざなってくれた印象的な壁画のもとで
MEGURI Bouncing!動画を今旅・初撮影しました。
清光院ご住職さま、ご快諾ありがとうございました!
今回はどんな形になるかまだ不透明ながら、
一応ここぞという映像は撮りためていこうと思っています。
山を下ると、ちょうど11時。
目の前に、so-an荒武さんもお勧めしていた食堂「かっぱ食堂」が!
なんという必然。
明らかに地元民じゃない一人旅 風の人たちがやはり一定数いる。
人のこと言えないけど。
伊豆稲取という場所はいい意味でコンパクトで駅周辺だけでもなんとなく過ごせるし、ふらっと立ち寄りやすい気楽さがあるのかもしれない。
あれ、あなた、さっき かっぱ食堂にいたよね?
みたいな人らが、街を散策している。
ふたたびの遭遇率の高さが面白い。いいね稲取。
お腹も満たされ、
ようやく今日の散策を始める。
で、
早速ながら今日のメガヒットは、ここ。
稲取文化公園、たいへん居心地がいい。
芝生広場、足湯、そして、この雛の館である。
稲取初心者は必ず立ち寄るべし、なのである。
展示品の撮影OKも、ウェルカム観光客の鏡。
雛のつるし飾りの解説パンフも非常にわかりやすい。
くすぐられる。意味や決まり事に先祖代々の思いがささる。
うっかり連れのねにべえも
つるして帰ったほうがいいのではと思ったくらいだ。
館内には大正期のつるし飾りも展示してある。
思いが世代を越えて形を伴い継承されていく。美しいですね。
この宿(錆御納戸)にも、つるし雛が飾ってある。
そこに秘められた意味を想像しながら、じっくり眺めなおしてみたい。
女の子が生まれたら…「これをつるしてくらっしぇ」なのである。
いやあ、お腹いっぱいだあ。
そうこうしていると
夕方がせまってきた。
今日はこのあとがまた面白かった。
宿への帰り道。途中にひもの屋さんが。
加藤ひもの・みそ漬け店さん。
あじ、さばみりん、しず(イボダイ)、それから金目鯛のみそ漬けがあるとのことで、迷った結果、今日は しずを購入。
ねにべえとか、少し奇妙な格好をしていた私をみて
「大道芸かい?」とド直球な質問が来た。これだけの情報量でよくぞ。
そんな(どんな)流れで、道端で僅かながらバウンスボールSHOW!
そしたらなんとアジを一尾追加でサービスして頂いた。
ありがたい!!
ついでに、お祭り演芸の話を伺ったりしたけども、あんまりピンと来てない様子。「また明日来ます。(上手に焼けたかを報告しつつ)次のをお願いします」とお伝えして、今日はわかれた。
あっと、これらを焼く前にもうひとつ。
家に帰る前に、お姉さま方の井戸端会議的な集会に遭遇しまして。
こちらでも流れ(どんな)でバウンスボールSHOW!
昔はバイクのサーカスや相撲の巡業、芝居小屋が来ていたよ、
という思いもかけぬ超有力情報をゲットすることに。
お姉さま方のいうところの昔とは昭和中期の時代のことかと思われ。
八幡神社ではなく、港の方(タマチ)に来ていたとも。また、このタマチには「馬鹿囃子(ばかばやし)」という郷土芸能があって、タマチがすごい(タマチでしかない)ということを教えて頂いた。
で、タマチって??
地域の名前ということはわかったし、エリアもほぼ把握したものの
また井戸端会議にお邪魔して、
話の続きを聞いた方が良いかもしれない。
so-an新井さん情報によれば、馬鹿囃子というもの自体は東?でも西?でもあって、どっちが大きな音を出すか競い合っている、というようなこともそのあと伺った。しかし、この件においてタマチを無視できない状況である。
スサノオ神社の神輿もすごいとか、通常のイベント情報では触れることのない気になる話題があふれたあの会合の場に、また。
そして、錯綜している情報を整理しよう。
この日の締めくくりに、
MAW旅人3名で集まって、車で夜の細野高原へ。
星空が見えたのはわずかだったものの、ワイルドドライブと情報交換と作戦相談?で有意義なひと時となりました。Mikamiさん、早渕さん、あと四日間、共に良き時間を過ごして参りましょう。
それではまた明日。