設楽陸 マイクロアートワーケーション伊東市 【滞在4日目】

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この写真だけ見るとまるで噴火である。マイクロアートワーケーション伊東市滞在中に「大室山大噴火!」と見出しをつけてしまいたくなるような。

実はこれ噴火ではなく伊東市で年に一回行われ、700年の歴史を誇る伝統行事【山焼き】なのです。伊東市に来る初日、車のフロント越しに突如現れたこの山は最初何か分からず古墳か何かと思っていた。

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ホストの山本さんに聞くとこの山は4000年前に噴火をおこしそれ以降は死火山なのだという。フリー時間に伊東市内を回ってお昼ご飯などを食べていると店員さんに「山焼き見に来たの?」と4回ほど聞かれ、逆にいろいろ聞いてみると毎年、天候や風などで予定通り1回目で実施されたことはほとんど無く、去年は珍しく1回目で実施できたという。他の方は大室山が噴火した1000年後に小室山が続けて噴火したのだという。

市内を移動してて大室山が大体どこからでも見えるのは象徴に町や人々が見守られている感じで良いな〜と思う。山焼きの火はすごいスピード広がり頂上まで30分ほどで到達する。そして真っ黒となり、春夏ごろにはまた山が青々とまた若い姿を見せてくれるとのこと。

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午後は彫刻家重岡建治さんのアトリエを訪問する。コンクリートのアトリエはもちろんカッコいいのだが、それ以上に入り口から膨大な作品数に圧倒されアトリエに入る前からソワソワ。

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やはりアトリエの中はもっとヤバかった、、、作品の数、、一階も二階もビッシリ!重岡さんは自分の作品をとても楽しそうに話されていて、作品同様ご本人からもそのパッションが伝わってくる。作品の優美さや技術のお話もとても勉強になったがやはり80を超えてまだまだ衰えない創作意欲は才能なんだなと思う。定番な感想をのべているかもしれないけど、そういう根本的な事がアートを続けていく上でとても重要なのだと。

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伊東市海岸沿いの公園にも重岡さんの彫刻作品がいっぱい。

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伊東市指定有形文化財「東海館」の中にも重岡さんの作品が!

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建物は1928年から1997年まで温泉旅館「東海館」として営業、その後建物が伊東市に寄贈され、2001年に文化施設「東海館」が開館。川端康成、与謝野晶子などの文豪も宿泊したという歴史的建築物。

夜はライトアップがとてもきれい


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