Ash 熱海3日目 「だれと対話するのか」
三日目の日報。
今日も短編小説スタイルで出そうと思っていたけど、意外といろんなことがあって満足いく仕上がりにならないので、とりあえずはメモ程度にあげる。あとでしれっと追記するとおもう。
今日のおしながきはこんなかんじ。
伊豆山神社へ
「走り湯から登っていくコースがお勧めです。足パンパンになりますけど」と、旅人に足パンパンを勧める熱海経済新聞編集長は、優しい顔をしてたぶんちょっとSな人です。
ナギサウラからここまでは、3キロ弱。とりあえず走ってきた。
走り湯は確かに一見の価値あり。熱海の海底が生きているのを感じる。
いざ、伊豆山。
二頭の龍
伊豆山縁起は、二頭の龍。
赤い竜は炎を、白い龍は水を司るということです。
ハイキングコース
さらに、本宮を目指す。
遠かった。
舞台があった。
誰も来ないので、踊った。
神様に捧げるにしては不格好だった。我ながら。
さくらやさん
熱海の本日のお湯はこちら。由緒あるお宿の「さくらや」さん。
今回のご縁がなければ、足を踏み入れることもなかったような高級な旅館さん。今回の旅でいくつもの奇跡が重なって、お邪魔することができた。感謝である。
お風呂につかって、思索をまとめようとするけれど…
今日、見てきた光景についてはなにひとつまとまらない。
それはまるで巨大な龍が、空から堕ち、海へ帰って行った跡のようだった。
これはわたしの悪い癖なのだ。
土地にまつわる悲しみに囚われると、とたんに普段の饒舌さが嘘みたいになりをひそめて、思いが体内でぐるぐると渦を巻く。不甲斐ない。
今むしょうに誰かと話したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?