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戸塚愛美「旅人と旅人」(滞在3日目)


関根愛
『MOST OF THE TIME, I ATE ALONE
ほとんどの時、私はひとりで食べた(ワーク・イン・プログレス)』

同じ三島の旅人であり、俳優である関根愛さん(三島滞在中におこなっている「ひとりで食べるシリーズ」)。

例によって(?)ホスト山森さんの『何かやりませんか』企画にて、今夜、拠点となっている三島クロケットを舞台とし、関根愛さんによるパフォーマンスが行われた。

なぜか私は謎のキュレーター魂(?)に火がついて(?)関根さんの作品を少しだけお手伝いした。

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関根愛
《MOST OF THE TIME, I ATE ALONE
ほとんどの時、私はひとりで食べた(ワーク・イン・プログレス)》

俳優であり、「料理と養生と暮らし」を愛する関根さんのパフォーマンスについて、本人あるいはホストの山森さんがのちに詳しく記述するだろうが、ここでも簡単に記す。

小さな病気をしてから食に対するあらゆるものが変わったという関根さんは、自分が経験してきた「食」にまつわる表現をしたいと思ったと語る。

関根さんは、今回の旅人としての滞在で、三島の方々がひとりで食事をしているところを撮影し、食後にインタビューした映像を撮り続けた。0歳から70代くらいまでと幅広く、食べるものも、食にまつわる話題もさまざまだ。

『ひとりでご飯を食べる。ただ、食べる。』

関根さんは、窓越しの飲食店でごはんをひとりで食べている人などを見て、「ドキッ」としたという。そして、その些細な日常の風景の中で、ごはんを無心にひとりで食べている人に『つながっている』と感じた。それがなんなのかを探るべく、撮影を行っている。

今回のパフォーマンスは、関根さんが滞在場所で実際にご飯をつくり、そして無言でひとり、食べ続ける。その間、食にまつわる彼女の記憶が声となり、空間を流れていく、というものだ。『夏、六本木。チーズが脂っこく盛られた焼肉。年下の俳優。』といった具合で、淡々と声が空間を埋め、彼女は無言で一食分、食べ続ける。

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背負うこともなく、吐き捨てることもなく、なんだということもなく、通り過ぎるはずの日常の「行為」にいかに耳をすませるのか。多くを飾ることもなく、強く問い詰めるわけでもない、そういった彼女の「姿勢」そのものが、<ひとりで食べること>なのかもしれない。

関根愛さんに就いて

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アーツカウンシルしずおか、立石さんもご来場。

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関根さんについては、誕生日占いや健康という話題提供をいただき、大いに3日3晩語り明かすこととなった。またお会いしたい。

はい、おしまい。

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