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開館40周年を記念した特別展が開催されているMOA美術館を訪れた。杉本博司が手掛けた展示空間を見てみたかったのと、尾形光琳《紅白梅図屏風》、野々村仁清《色絵藤花文茶壺》、手鑑《翰墨城》が出展されていると知ったからだ。

熱海を一望するロビー
美しい展示空間は作品も鑑賞者も美しく
尾形光琳《紅白梅図》屏風
《平兼盛像》
能舞台の見学ができる


荘厳な展示空間で作品を見せること・見ることができる施設があるというのは、芸術を楽しむ上で最も大切なことの一つだと思う。作品の保存や保護、展示を適切に行う機関は、作品を後世に残す役割があるだけでなく、作品や作家を尊重する気持ちを育てる場になっていると感じる。

古典作品を愛でること、現代美術を愛でること、熱海はそれが同時にできる可能性を秘めた場所である気がしてきた。

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