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山中カメラ「おはよう富士山」(2日目)

朝6時に目覚めると富士山が顔を出してくれていました。

久しぶりに間近で見た富士山の美しさと、つげ義春の「長八の宿」の名シーン
「デーン」といった迫力に圧倒され、一時間くらいホテルの窓から見入ってしまいました。

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つげ義春「長八の宿」より「どのへんもあにもおめ 真正面に… デーンさ」

すっかり春の陽気のなか、MAW受け入れホストである有限会社日の出企画の山田知弘さん、濱野翔汰さん、そして私と同じ活動地域でMAWに参加されている画家の木村若菜さん、ダンサーの白井真優さんと顔合わせのため三島市へ。

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左から山田さん、濱野さん、白井さん、木村さん

木村さんはロサンゼルス、白井さんはニューヨークを行き来しながらバリバリ活躍されている凄いお二人で、私は「はー」「ほー」と関心しきり。
お二人のアートに対するお話をたくさん聞いて大変刺激をいただきました。こんな体験をするのも本当に久しぶりでした。

その後、三島出身でもある木村さんに三島の街を案内していただく。

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頼朝と政子が腰掛けた石(三島大社)
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三島大社
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浅間神社(静岡に点在する浅間神社は流れ着いた溶岩の突端に建立された)

富士山噴火の時に溶岩がこの三島まで到達したとのことで、街中いたる所に細かい穴の空いた溶岩石が転がっています。
そのために富士山の雪解け水が濾過されて湧き水はもちろん、水道水もとても美味しいのだとか。
じっさいに街を歩いてみると、水路がたくさんあり、きれいな水で街中がきらきらとしている。

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他にも三島にまつわる文豪の牌が多数存在する
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三島大社の池
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子どもたちが水遊びする。湧き水で夏は非常に冷たい
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水路も鯉や水鳥で賑わう
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溶岩石がゴロゴロしている浅間神社

人々の暮らしが富士山と共にあることを実感できました。
明日は「富士講」のお話を聞きに行きます。

追記:町を歩いていたら偶然時宗のお寺を発見。
盆踊りの開祖である一遍上人が開いた時宗。昨年のコロナ禍で一遍上人生誕の地「宝厳寺」で郵便で参加する紙人形の盆踊りをさせていただいたので、繋がりを感じて嬉しくなる。

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盆踊りの始祖、一遍上人ゆかりの寺



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