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東伊豆町稲取地区(2021)

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【ホスト】合同会社so-an  【旅人】内田涼、清水玲、タノタイガ、松本真結子、水野渚
運営しているクリエイター

#伊豆半島

水野渚「自然物と人工物」(3日目)

漂流物を探しながら、志津摩海岸を歩いた。 ゴツゴツとした岩浜には、流木やシーグラス、中に…

松本真結子「岩のオト、砂のオト」(3日目)

多くの作曲家が、海を愛し、海に刺激され、 多くの作品を作った。 ドビュッシーや武満徹にはと…

水野渚「自分以外の目で世界をみること。自分独自の目で世界をみること。」(2日目)

2日目の午前中、ホストの荒武さんと藤田さんが、細野高原を案内してくださった。ススキの高原…

松本真結子「水とふた」(2日目)

からっぽにしてしまったこの身は、 空洞なだけあって、よく響く。 朝、戸を開けると、 足元か…

水野渚「受容する旅のはじまり」(1日目)

あーーー。初日からやってしまった。 9時に家を出るつもりが、時すでに遅し。寝坊してしまった…

松本真結子「からっぽの身、ひとつ」(1日目)

伊豆稲取に向かう踊り子号にゆられて、 突然、視界がひらけた。 海、一目見ればもう、 わたし…

清水玲「雨のはじまり」(1日目)

スタジオのある湯河原から雨の135号線を南下して1時間半。 雨がよく似合う港町伊豆稲取の路地裏に佇む一軒家「錆御納戸」の引戸を開けると、今回の稲取滞在のホストである合同会社so-an(湊庵)の荒武さんと藤田さんが待ってくれていた。 荒武さんたちは「稲取の暮らしを旅する」をコンセプトに、まちなかの空き家を複数軒、町宿としてリノベーション・運営している。稲取の人たちにとって当たり前な出来事と出会い、体験する宿。湊(港、人が集まる場所、稲取の昔ながらの情景)庵(小さな住居、