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株主・投資家のみなさまからよくいただくご質問と回答(2024年5月~6月)

みなさま、こんにちは!
株式会社マイクロアドのIR担当のてつおです。
             
5月15日に発表した第2四半期の決算発表から約1ヶ月経過しましたが、
日頃より、個人投資家の皆様、機関投資家・アナリストの皆様からさまざまなお問い合わせやIR取材をいただいております。

今回はIR取材の他、ライブ配信でもいただいたご質問と回答をまとめて公開いたします。株主・投資家のみなさまのご参考となれば幸いです。


1. 24年9月期第2四半期(1-3月期)を振り返って

第2四半期(1-3月期)の振り返りおよび期初想定と異なった点は?

上半期(10-3月期累計)の売上は計画を上回る結果となりましたが、第2四半期(1-3月期)単体においても概ね計画通りの推移となりました。

前期、23年9月期第4四半期(7-9月期)に、大手顧客-代理店の顧客の広告予算の縮小があり、上半期の計画としては広告市況悪化の影響を引きずる見込みで計画を策定していました。24年9月期第1四半期(10-12月期)は想定より早く回復したため、計画を上回ることができました。

24年第2四半期における広告市況の全体感としては?

広告市況の影響を一番受けやすい大手顧客-代理店の売上推移を見てみますと、広告市況が好調だった前年同四半期と比べると-28%減となりました。

一方、前期23年9月期第4四半期(7-9月期)を底に、第1四半期(10-12月期)比でも8%増となっており、回復途上であると考えております。

UNIVERSEの顧客属性(販路別)の状況について

YonYでUNIVERSEのトップラインの伸びが鈍化して見えるというご意見もいただきましたが、分解すると顧客属性の構成が変わってきており、戦略通り、大手顧客-直販および中小顧客の売上シェアが順調に拡大しております。

大手顧客-直販については、主にECの顧客がメインです。広告効果に対する満足度が高く、予算(単価)についても拡大し、高成長をしています。

中小顧客においては、主にBtoB向け「シラレル」、地方自治体向け「まちあげ」などのアカウント数が多く、第1四半期(10-12月期)ではふるさと納税などの特需もあったため、第1四半期比の売上では8%減となったものの、順調にシェアは拡大しています。

UNIVERSEの業種特化製品の稼働傾向は?

稼働アカウント数としては、前年同期比11%増と大幅に拡大しましたが、中小顧客-代理店を中心に地方自治体向け「まちあげ」、BtoB向け「シラレル」などの稼働アカウントが拡大しました。
また、EC業種がメインの大手顧客-直販の単価が上昇したため、売上が拡大しました。

24年第2四半期において、「UNIVERSE」の稼働アカウント数が第1四半期に比べ低下した理由は?

第1四半期(10-12月)においては、年末にかけて「ふるさと納税」のプロモーションが活発になったため、特に地方自治体向け「まちあげ」の稼働アカウント数が伸びていました。

地方自治体向け「まちあげ」においては、観光誘致や訪日観光客向けのプロモーションなど観光目的のニーズが通年を通じてあるため、ふるさと納税による季節性はあるものの、業績・アカウント数のベースラインは今後も成長していくと考えています。

2. 下半期について

今期の下半期(4-6月期、7-9月期)において増加する主な費用は?

第2四半期(1-3月期)から第3四半期(4-6月期)にかけては、毎年のことになりますが、4月に入社する新卒社員の人件費分が増加となります。

当社では今期は4月に、50名の新卒採用を行いました。
50名の新卒社員の配属は、営業人員が中心です。特に今後伸ばすべき中小顧客に対して、広島・仙台支社の拠点の拡充と営業人員の増員により、下半期の売上拡大に向けて足元では営業活動を行っております。

3. Cookie規制について

Cookie規制については、当社事業への影響やPostCookie時代における当社の戦略に関するご質問を中心にいただきました。
決算サマリ補足にも詳しく記載しておりますので、併せてご参照ください。

また、今回は公認会計士のひねけんさんに動画で詳しく解説していただきました。こちらも併せてご視聴ください。

4. 新領域について

新たに設立した合弁会社「株式会社NEW B」はどんなインバウンドビジネスをするのか?

合弁会社「株式会社NEW B」は、上海東犁(シャンハイドンリ)という現地企業と合弁会社を立ち上げました。
中国では定年が早く、アクティブシニアと呼ばれる世代が増えております。上海東犁は、アクティブシニア層をネットワーク化し、余暇を楽しむ様々なサービスを提供しており、ツアーのパッケージなども作っています。
旅マエのツアー客に対してクーポンを渡すことで旅ナカでツアー客に使っていただくようなクーポン施策も提供しております。
当社から見た顧客としては、家電量販店や百貨店、中国人誘致を図る自治体等が多いです。

参考:プレスリリース

5. その他・ご意見など

海外投資家からのお問い合わせは?

現状はそれほど多くはありません。
グロース市場全体においても海外の投資家からの関心は弱くなっている状態ですが、今後は変わってくると思うので、タイミングを見て、海外投資家向けのIRを強化していこうと考えております。

来期の採用計画については?

来期(25年9月期)については、30名の新卒採用を予定しています。

6.お知らせ

以前から告知をしております通り、6月15日(土)14時40分からログミーファイナンスにて開催されるIRセミナーに当社代表渡辺が登壇いたします。

今回は新規の投資家様を始め、改めて当社事業について復習をしたいという方に向けたコンテンツ構成といたしました。アーカイブや書き起こしの配信も予定しておりますが、この機会にぜひライブ配信でご参加ください。

「IR・取材・プレスリリースに関するお問い合わせ」より、こんな記事を書いてほしいなどのご意見やご感想もいただけますと大変励みになります。

今後とも、ぜひ応援していただけますと幸いです。

■免責事項
本記事は、当社事業や業績などIRに関する情報提供を目的として作成しており、投資勧誘を目的にしたものではありません。
実際に投資を行う際は、本記事およびIRサイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いいたします。

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