気づけば冬の匂いがする

　noteを書くのが好きだった。ブログと日記とポエムの間みたいな感じで、頭に思い浮かんだことをただつらつらと綴りゆく。わたしにはその時間が楽しくてならず、知らぬ間に1日の大半を費やしている日もあった。

　それはそれでも構わないけど、わたしの身体はnoteひとつに沈めていいほど暇でもない。仕事はもちろんnote以外の趣味もある。丸1日の予定がある日は更新するのが負担になる。
　このままだと書くのが “楽しいだけの娯楽” じゃなくなりそう。楽しいnoteが “ほかにとっての足枷” みたくなってしまう。

　そう思って、5ヶ月続けた毎日投稿をやめにしたのが夏の頃。「今後は週1くらいで書きたいです」なんて言っときながら、気がつけばもう冬手前。1度も書きませんでした。

　今日こうして書いているのは本当にただの気まぐれです。何となく突然気が向いたから。
　新しく観だしたアニメ・ワールドトリガーを一気に2周し、妹に「再放送してる」と教えてもらって飛びついた大好きなドラマ・ディアシスターをTVerで見届け、石原さとみ繋がりで久々にアンナチュラルも再履、そしてさらに医療繋がりでコウノドリを初見（ 1話につき3年分くらい泣いた ）。

　そのへんが全部終わってふと時間が空いたつい先ほど、｢ああそういえば、」とnoteの存在を思い出す。こういう “ふと気が向いた瞬間” に、わたしは必ず従うことに決めている。

　さて最近はというと、半年前に始めた歯科助手の仕事がとても楽しく、もっとたくさん本格的に働くためにかけ持ちの歯医者さんを探しているところ。
　本当は今の職場で週5日8時間のフル勤務ができたら最高だけど、正直そこまで人手不足な様子は感じていないので。中途半端に5時間勤務の曜日を増やすくらいなら、週3日8時間で働ける別の歯科とかけ持ちにしたほうが良い。

　面接で「就活はしていないので卒業後も働けます」と話をすると、だいたいみんなびっくりする。
　そのあと続く反応は褒めているのか馬鹿にしているのか分からない調子で「度胸あるね(笑)」と言われたり、素直に興味を持った感じで詳しい話を求められたり、いろいろだ。

　わたしが就活をしなかったのは「就活をする自分の姿」がまったくもって想像できなかったから。
　新卒の就活には向いている人間と向いていない人間がいる。わたしは圧倒的に後者で、かしこまりすぎる面接やグループワークがとにかく苦手。「コレやってるうちに病むだろうな」と1社目ですぐやめにした。あとパンプスとか足痛い。
　それら苦痛を乗り越えるための “理由” があれば良かったのだが、残念ながらそこまでやって就きたい仕事も別になかった。乗り越えてまで一途になれる “御社” がイマイチ分からなかった。

　で、そんな折に出会ったのが歯科助手です。だったら無理に就活せずとも、今はただこのお仕事が超楽しいので続けたいです。
　胸を張ってそう語れる今の自分がとても好き。やりたい仕事が正社員じゃないだけよ。

　でもタウンワークとか見てると歯科助手の正社員募集もあるようなので、必要があればそっちにいくのも良いなと考え出している。別に「正社員が嫌」ってわけではないからね。とりあえず今はかけ持ち探しと卒業論文頑張ります。

　気づけば19時、1300字。
　ずーっと放置してたのにフォロワー1人も減っていなくて感動しました。また気が向いたら書きにきます。遅くとも年末には。