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バガバッド・ギーター瞑想 7−22
自分の望みや、願いを祈る時、心の中にある神さまや祈る対象、というのは、人それぞれだと想います。
今回は、バガヴァッド・ギーター7章22番(シュローカ)。下記の画像、もしくはこちらのリンクをクリックすることで、サウンドクラウドより、バガヴァッド・ギーター、ヒーリング瞑想音源をお聴きいただけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1646637108543-Ekopu3bEbV.png?width=1200)
ある人にとっては、仏陀であり、またある人にとっては、ジーザスであったり、
日本人の私たちの多くは、たとえば、初詣に行って、神社にお参りして、そこに鎮座する神さまにお祈りをしたりしますね。
インドのヒンドゥー、ヨーガの世界であれば、それぞれの願いの種類によって、担当する神々もまちまちです。
たとえば、学業や芸術の成就であれば、サラスワティ女神(日本では弁財天)、金銭的なことや豊さについてであればラクシュミ女神(吉祥天)、なにかあたらしい学びや事業をはじめる時はガネーシャ神といったように。
それぞれの神さまに担当分野があるわけです。
『ヴェーダ(聖典)』に記された儀式を信頼する者は、それぞれの「デーヴァ(神々)」たちに祈りを捧げ、彼らから望みの物を手に入れようとする。
しかし、実際、望みのもののすべては、私「イーシュヴァラ(世界を維持する存在)」によって定められ、与えられるのだ。
向田みお 訳
それは、言い換えれば、つまり、
神さま、または宇宙のエネルギーというのは、わたしたちの心のあり方、心の要望によって、無限の顔と姿、つまり「相」を持っているということ。
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個と全体との繋がり、本当の望みを叶える、すべてが一つである事実
では、結局、「願いが叶う」という現象は、どのような仕組みで起こるのでしょうか?
それは、わたしたち自身の信念(純粋な意識)が、ただ一つの「宇宙の真理(流れ)」に届き、調和し、この三次元に結実した時に「現実」として、立ち現れるのです。
バガヴァッド・ギーターの中では、語り手であるクリシュナ神が、その根源的な「相」として描かれているわけです。
※ギーターの解釈は、訳者の知覚(perspective)によって、無限に存在します。この歌を、クリシュナ神を唯一神として、その相(顔)そのものを絶対的な存在として訳すことが、本来、一般的だと思います。
ですから、この解釈も、あくまでわたし自身が日々のSadhana(精神的な修練)を通して聴いたクリシュナ神の声、メッセージとして受け取っていただけたら幸いです。
このシュローカ(歌)をうたっていると、日本にも20年以上にわたり、来日を続けていた、抱きしめる聖者、アンマの言葉が響きます。
象の顔を持つ神さまとして知られるガネーシャ神は、そのかたちを持つ前、何千年も以前は、ただ、“光”として認識されていました。
そして、彼女は、こう続けます。
わたしたちは、あなたたちに、ヒンドゥ教に入信しなさい、とか、改宗しなさい、言いたいのではありません。
あなたたち自身の内がわにある根源的な光、愛に目覚めるよう、お伝えしているのです。
そして、それこそが、ヨーガ(宇宙との合一)の、唯一の道であるということ。
Hari Om Tat Sat
真実、われ、それなり
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