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袈裟結び(ケサムスビ)

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むすび百科事典-MUSUPEDIA-

水引ライナーLabが制作する水引に特化した結び百科事典。

解説

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袈裟結びは、僧侶の袈裟(ケサ)にかける修多羅に使われる装飾的な結び方の一つで、一般的には紐による『飾り結び』でよく使われる。水引においては古い記録は確認できず伝統的に使われてきた結び方ではないようだが、近年水引ハンドメイド市場において活用されるようになってきている。

修多羅(読み)シュタラ:③ 袈裟(けさ)の背の装飾として、紅白の紐(ひも)を結んで垂れ下げるもの。修多羅結び。〔聖道衣料編(1729)〕
コトバンクより https://kotobank.jp/word/%E4%BF%AE%E5%A4%9A%E7%BE%85-77835

仏具屋さんのinstagramより、紐で作られた修多羅。縦に連なる様々な修多羅結びの中の一つに『袈裟結び』の丸い形状が確認できます(画像左の一番上の丸い輪の部分など)

①【抜きあわじ結び】から始める標準サイズ

抜きあわじ結びで始まり抜き抱きあわじ結びで終わる、袈裟結びの最小単位。90cm5本どりで余裕をもって作れる。画像は結び終わりを繋げてワイヤーでとめ、切れ目なく仕上げたもの。

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この最小単位の結び方の、水引において最も美しく妥当な手順を所作を伝える水引結びシリーズに加えました。まだ水引の袈裟結び情報は少なく、手の運びがわからないものや紐と混同したものも多いので貴重な情報です。

いきなり動画と同じ5本どりは難しいので、基礎をおさえ、2〜3本からの練習をオススメします。(結びの詳しい解説動画は最後にあります)

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