コンプレックスは武器になり得る
僕は朝のスピーチというのが苦痛で仕方がなかった。小学生時代、学校で朝の会というものがあり席順で1日に1人ずつみんなの前でスピーチをするという風習があった、今もあるのか?僕は人前で話すということがとにかく苦手だったのでその順番が近づいてくるにつれて憂鬱になっていた。僕以外の何人かは朝のスピーチでみんなが笑えるような面白い話をしており、純粋にすごいと思っていた。僕はというと人前に出て注目を浴びると手足が震えるし異様に早口になってしまったり、話がこんがらがってしまったり・・・散々なスピーチ??だったと思う。人前で臆せず話ができる人と自分を比べて自信を無くしていた。
今年の1月からYouTubeでの情報発信活動を始めて半年となる。ベンチプレスのトレーニング動画を流しながら、一人で5分ほど普段感じていることを話すという内容だ。特に手の込んだことはしていない。
人前で、という条件を満たせてはいないが話すということを表現方法として選んでいることに我ながら感慨深いものがあった。
言葉で人に伝えるというのが好きではなかった自分がネット上で自分のあれこれを話している。
コンプレックスは武器になり得る
思い返せば、僕は子供のとき身体が強い方ではなかった。体調を崩してよく学校は休んでいたし(面白くないから行きたくないというのもあった)喘息持ちであったし身体の線が細くよく怪我もしていた。今では筋トレのおかげで身体が強くなった実感は明確にあるし多少無理してもなんとかなる感はある。そんな弱かった自分が筋トレを通して情報発信しているというのもよくよく考えてみれば不思議な感じだ。
自身のコンプレックスの原因であった、話すこと・身体の弱さ、これが今では僕の武器になっているし仕事にもなっている。
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