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「今日はここまで」

久しぶりにとんでもなく好きだと思える映画に出会えた。
たぶんだけど、どこかで予告を見て、観たいと思っていた作品だと思う。
プロジェクターで映画を観たくて、恋愛映画が観たくて、なんとなく流してみた。

ありそうで、ない設定。
次の日記憶がないとか、寿命があと少しとか、そういうものも好きだけど、同じ人なのに毎日姿が変わるってなかなかなくて良い。

「僕が先に君を見つける」
ってセリフだって、絶対どこかで聞いたことありそうなのに、すごく刺さった。
彼にしか彼女を先に見つけることはできないんだよね。これ、めちゃくちゃロマンチックだけど、めちゃくちゃつらい。
彼女が先に彼を見つけることはできないんだから。

そこに愛している人が確かにいるのに、確信が持てない。自信を持って愛している人と会いたいのに、自信が持てない日がある。
でも2人は確実に愛し合っている。
おもしろい。

確信を持てない自分のことを、確信がもてないからこそ辛く感じる相手のおかげで好きになる、相手のことももっと好きになるってめちゃくちゃ素敵じゃないか。
目覚めて ああ…ってなってしまう日もあなたがいるから「いつもどおり」楽しくいられるんだよね。

変わらないでいた彼女が彼のせいで、おかげで変わっていった
変わり続けていた彼が彼女のおかげで、せいで変わらないでいられた
悪い方向に変わっていってしまっても、最後には良い方向に変わることができる。
チープな言葉だから言いたくないけど、
これが恋愛における奇跡なんだと思う。
いつだってお互いを愛しているという確信をもつことができれば。


最後のプロポーズのシーンが本当によかった。
彼の姿がどんなに変わろうと、彼女の愛しく幸せな視線は変わらない。
彼も姿が変わっても、静かに堅く彼女を愛しているという姿勢は変わらない。それが見えて本当に幸せだった。

1日はあまりに短いけれど、
「今日はここまで」
を2人で1日ずつ長く繰り返すことができるのなら、これ以上の幸せはないんだろう。

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