見出し画像

北海道立三岸好太郎美術館(2022/5/21)

こんにちは〜!御守ミコです

全国ツアーで北海道に行ったので、すごく好きな画家の絵を見てきた!やったー!

三岸好太郎という人…!
31歳で胃潰瘍で死んでしまったのだけど、
初期~絶筆までの大量のスケッチを見てきた…!


作風の変遷やいろんな試みを感じてすこし親近感が沸いた。ちゃんと人間だった。もし彼が同級生だったら…という世界が想像できるくらい、生々しい展示だった!
これは絶対にあの画家の影響だ!とわかるくらいに、色んな絵を見て色んな挑戦をしていたんだなと感じた…

線と図形だけの絵とか、キュビスム的なやつとか、新しく触れたもの、心が動いたもの、よくわかってなくてもとりあえずやってみたりするよね… 
いやもしかしたら彼はちゃんとわかってやってたのかもしれないけど(本人じゃないのでわかりませんが)…わたしは昔、全然わかってないけどとりあえずスゴい画家の絵柄をまねて描いてみたりしていたな…大体のことは真似から始まる。知らんけど

そんな色々を経て、三岸好太郎はあの画風に辿り着いたけど、もし彼がもっと長く生きていて、あの画風も途中経過のひとつであった世界線もあったのかなという想像をして、なんだか泣きそうになった。その先、見たかった。見たかったよ〜〜〜〜〜〜〜

人間、本人が生きたいだけ生きてほしい。

あとは学芸員さんの人間味?愛?を感じてとてもいい美術館だった!
パネルの文章のひとつひとつから「ね?すごいでしょ!?」って感情が滲み出てた。愛。
素敵な学芸員さんだなあ、、、何様?という感じだけど展示の構成も作品の量も質も素晴らしかった。
わたしが好きな画家の絵しかないからそう思うのか?贔屓かもしれないけど、ちゃんと、人間が人間を伝えようとする強い意志があった…。愛…。

わたしは昔、美術館で『海と射光』という絵を見て、心を奪われて、それから三岸好太郎の画集を買ったりなんだりしていたんだけど、おそらくその絵の習作らしいものが見られてすごく嬉しかった。『海と射光』は福岡の美術館にあります。是非

あとオーケストラシリーズも良かった。あと道化師シリーズも良かった。女性の顔ばかり描いてるシリーズも良かった。ちょっと暗めの人が描かれた素描もよかった。ていうか全部良かった。

視覚詩のパネルの前で全身に「ウオオオォォォ!!!!!」という力がみなぎってきて、謎の踊り(?)を始めそうになった。足に力が入ってるんだか入ってないんだか分からなかった。浮いてたかもしれない。なんか軟体動物みたいに全身をぐにゃぐにゃさせたい衝動に駆られた。けど、人の迷惑にならないように拳を握りしめて耐えた。手汗でビショビショになった。

人はあまりにもいいものに触れると、身体が固まるか身体が変な動きを始めるかのどちらかだと思う

大昔に出版された筆彩素描集『蝶と貝殻』という本の復刻版が昔出版されたらしく、それを色んなオークションサイトや神保町の古本検索などで探したけど販売中のものは見つからなかった…(唯一よくわからない通販サイトにあったけど怪しさムンムンのサイトで架空出品の可能性があったのでやめた)しばらくオークション巡回人(おーくしょんじゅんかいびと)になる!

本2冊とポストカードセット2種とイメージティー買った!三岸好太郎のグッズばかりあって夢かと思った。

イメージティーの類、いつも勿体なくて飲めずに賞味期限が切れるんだよな…と思いながらも可愛すぎて買ってしまった。宮沢賢治童話村で買ったやまなしの紅茶とどこかの美術館で買ったゴッホの紅茶をダメにした過去がある。今度はちゃんと飲む…!!



特にオチはありません。読んでくれてありがとう!

お     わ     り