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SixTONES解剖

ここにきて、ふと「SixTONES」とは何ぞや?という根本的で曖昧なことを考えたくなったので、彼らを解剖してみる。(物理的にではない)
たぶん、というか恐らく、勝手にシリーズ化します。ほかのアーティストも語りたい。

SixTONESとは

「Imitation Rain」アーティスト写真

SixTONES(ストーンズ)は、日本の6人組男性アイドルグループ。

Wikipediaより

メンバーは、ジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中樹の6人。
2015年5月1日に結成、2020年1月22日にソニー・ミュージックレーベルズからデビュー。

ジャンル

デビュー曲の「Imitation Rain」(作詞作曲:YOSHIKI)からわかるように、彼らはあまりアイドル然としていない。
激しいロックが似合うような、荒々しくワイルドな人たちなのである。

やっている曲のジャンルとしてはまさにロックやヒップホップが多いように思うが、その高い歌唱力を生かすバラードや、少しアイドルらしいポップチューンまで何でも歌いこなすグループだ。

歌声

グループのメインボーカルは、ジェシーと京本。
「メイン」はこの2人だが、「リード」ボーカルはほかの4人全員であるように思える。全体の歌唱力が高いのが、彼らの魅力の一つである。
また、ラップ担当は田中、ボイスパーカッションもできるのが高地とかなり幅が広い。
ハモリのレベルも格別だ。上ハモが、京本を中心に森本やほかのメンバーもやったりする。下ハモに定評があるのが、松村を中心に田中や高地。ジェシーはどれもこなせるオールラウンダー。彼は様々な声色を使い分ける、いわば「声が楽器」的な人。

ライブ

彼らの本業はライブである。(本人談)

デビューから現在まで、1年ごとにアルバムを作り、それを引っさげたツアーを行っている。
今のところメンバーが演出に関わったり、衣装を制作したりすることはしておらず、パフォーマンスに傾注するというスタンス(?)だ。
歌を重視し、ダンスはあまり多く踊らず揃えないというグループのため、マイクも昨今のアイドルが使うようないわゆる「ヘッドセットマイク」ではなく、ハンドマイクにこだわっている。もちろん、しっかり踊る曲ではヘッドセットのときもある。

そして今年のライブツアーでは生演奏も取り入れるなど、彼らの主軸である音楽を本気でやっているアイドル、それがSixTONES。

バラエティー

そんな音楽にこだわりのある彼らだが、自身のYouTubeなどバラエティーになると180度回転し、遊び心(ふざけ心)が爆発する。
MCを主に担当する田中が仕切っているのだが、ほかの5人はツッコミがたったの一人しかいないことをわかっているのかいないのか、とにかくふざけてボケまくる。
時たまツッコミにまわるのは高地ではある。でもほとんど田中がフル稼働している、という色んな意味で忙しい時間が、SixTONESのオフィシャルユーチューブチャンネルでは繰り広げられている。

仲の良さ

そのYouTubeを(バラエティーの企画もので)どれか1つでも見ると、それだけでわかるのが6人の仲の良さ。
もともとはドラマの撮影で集められたメンバーだが、その後離ればなれになったもののグループとしてもう一度6人でやることを決意したほど、絆は深く強い。
5人のボケの応戦がすぐに始まるのも、誰かが拾ってくれるというのを期待、いや信頼しているからこそ。拾われずに虚空へと消えていくボケも多々ある…笑。

また、3月末での終了が決まってしまっているが、SixTONESがレギュラーを務めるEテレの番組「バリューの真実」の収録のときには必ず6人で食堂に行ってご飯を食べたり、定期的にみんなでグループ通話をしているという事実も最近発覚したりと、「とにかく6人でいたい」なんていう思いが溢れだしているのが感じられる。
松村も「僕らは運命共同体なので」というふうに話していたりと、ちょっと書き出したら止まらないのでここら辺にしておこう。

SixTONESは6人組のアイドルである。
と同時にアーティストでもあり、肩書きを外せばただの同年代の友達でもある。
そんな、多面的なグループだというのが今回の結論。

最後に、私の好きなSixTONESの曲ベスト3を。

3位:「Lifetime」

いつもは黒衣装にギラギラソングなSixTONESが贈る、珠玉のバラード。
メインボーカルの綺麗なビブラートが余すところなく聴ける。もちろんほかのメンバーも聴きごたえ抜群。
特に、「題名のない音楽会」で披露されたオーケストラアレンジがお気に入り。
1stアルバム「1ST」収録

1位タイ:「NEW ERA」

まさに彼らの真骨頂とも言うべき、ロックサウンドの楽曲。
これでハマった。不動の第一位と言いたいところだが…、決めきれないので同率で。
海辺や岩場に立つ臙脂色の旗がかっこいい、映画のようなMVも良い。
3rdシングル

1位タイ:「Imitation Rain」

始まりにして堂々たる貫禄。やはりこれを語らずして、どうSixTONESを解剖しようか。
世界的ロックスターの作った曲を見事に自分たちのものにし、高い歌唱力と表現力でアイドルのイメージを変えた一曲。
彼らの原点であり、頂点。しかしその頂点を、6人は押し上げ続けている。
1stシングル

推しを褒めちぎっているただの自己満足みたいな文章になってしまったが、このご時世、少しでも彼らの魅力が知らない人にも届くといいなと願って。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
mico

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