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関西企業に転職して一年経ち、思うこと

前回記事を投稿してからだいぶ月日が経ってしまったが、関西系の企業に転職して一年三ヶ月。職場は東京本社(竹芝)だが、月に何度も新幹線で兵庫や大阪を往復する生活を送っている。私は東京出身で今は神奈川県川崎市に居を構えているが、今までの50年近い人生でこれほど西日本に縁はなかった。しかし、身近に感じられるようになった今、関東に比したその歴史の重さを痛感している。 特に、今回出張先の大阪で一泊し翌日土曜日の雨の中の観光はとても印象的だった。インスタグラムで尊敬する神社研究家の方から

    • 「タチバナ」と神話のラブストーリー

      「タチバナ」という名前に、そこはかとない縁を感じている。 完全に私事だが、今までの人生でお世話になった恩師が三人いる。 まずは高校時代にフランス語の教師だった橘木(タチバナキ)先生。ゴルバチョフの演説のフランス語訳を生徒たちに読ませるなど独自の教育方針だったが(笑)、顔を合わせると肩を叩いて励ましてくれる熱血漢の人だった。 二人目は大学ゼミの教授としてお世話になった、経営学者の橘川(キッカワ)先生。日本経営史・エネルギー産業論専門の学者で、私が卒業した後もTV番組などで

      • 2021年、新たな10年が始まった

        今年からまたブログを始めることにした。 10年前の2011年1月、会社の命を受け7年間赴任していたイギリスから、家族とともに帰国。その後、東日本大震災を体験し、愛娘二人の成長を側で見守りつつ、仕事では管理職となり、自分の歳も40代の後半に差し掛かった。 幼いころから社会人になるまで、実家のある新宿区早稲田で育った。幼稚園から高校までカトリック系の男子校に通い、早くから海外志向の感覚を植え付けられたことが大きかったのだろう。第一外国語はフランス語を学んだが、全くと言ってでき

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