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#16 株式投資戦略~バリュー投資~

こんばんは。Mickey★です。
今日は、投資の神様「ウォーレン・バフェット」の投資方法をご紹介します。


ウォーレン・バフェット
は、アメリカの投資家であり、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長兼最高経営責任者です。
子どもの頃は、祖父からコーラを6本25セントで購入して、他の人に1本5セントで売るという、今で言うセドリの商売をしたり、競馬の予想新聞を作成して販売したりしていました。
コロンビア大学のビジネススクールで投資を学び、証券会社を経た後、バフェット・アソシエイツ株式会社を設立して投資の運用を始めます。
元々、繊維業だったバークシャー・ハサウェイの株を取得して経営権を獲得し、1970年には会長に就任しています。
バークシャー・ハサウェイは、繊維業から保険業へと業態を変更し、数々の会社を買収するとともに、他の会社の株式を多く取得して、企業の資産価値を増やしています。
バフェットは、1965年から現在に至るまで年率20%のリターンを出し続けており、2022年の世界の長者番付では、5位(資産額14兆円以上)となっています。

バリュー投資

バフェットの投資方法は、会社の資産や将来性などを踏まえ、その会社の株が割安と判断したときに投資を行います。
バフェットが銘柄を買う時には、徹底的に企業研究を行っており、いくつかの法則があります。
その法則について、ご紹介します。

自分が理解できるビジネスを選ぶ

バフェットが銘柄を買う時には、そのビジネスの儲けのしくみが理解できるか、どうかで判断をしています。
今でこそ、IBMやApple等のIT株も保有していますが、ITバブルが真っ盛りだった頃(2000年)は、『自分が理解できないモノには投資をしない』という信条を元に購入していません。

長期間、安定的に業績を伸ばし続けている企業を選ぶ

長期的に安定して稼げているか、過去の市場の危機を乗り越えてきた実績があるか等を確認し、業績のブレが少なく、将来が予測できる企業を選んでいます。

社会のニーズに対応し、競争力も高い将来有望な企業を選ぶ

バフェットは、参入障壁が高い業種や圧倒的なブランドを持った、長期成長を期待できる企業を選んでいます。
バフェットが投資をしているコカ・コーラやアメリカン・エキスプレス等が典型的な例となります。

高い自己資本比率を維持する企業を選ぶ

バフェットは、自己資本比率が高い企業を選んでいます。自己資本率が低い会社の場合は、経済リスクや地政学リスク等が起こった時に経営が悪化して、倒産してしまう可能性があります。そのため、借金が少なく、潰れにくい会社を選んでいます。
自己資本率については、業界によって、かなり異なるため、同業界の企業で比較すると分かりやすいと思います。

資本を効率よく使って稼ぐ高ROE企業を選ぶ

バフェットは、ROE(自己資本率)が高い企業を選んでいます。
ROEは、『企業の稼ぐ力』を測るもので、企業の純利益を企業の自己資本で割ることで算出できます。
先にあった自己資本比率が高い企業の場合、ROEの数値は低い傾向となりますが、高い自己資本比率を維持して、ROEも上げている企業なら、稼ぐ力がある企業とあると判断ができます。
一般的には、ROEが10%以上あれば良いと評価されます。

追加投資が少ない企業を選ぶ
スタートアップ企業等では、初期投資として多額の開発費等を使って事業を成長させていくことが多いと思いますが、既に成熟した企業が、新たに工場等を建てたり、機械を導入する等の設備投資に多くの費用がかかると、利益率が低下するため、追加投資をする企業をバフェットは選ばない傾向があります。それよりも、先に挙げたように、他の競合他社が入り込めないようなブランドやビジネスモデルを持つものを選びましょう。

株式市場全体が弱気になっている時に買う

過去の株式のチャートを見れば、分かると思いますが、過去に何度か大きな暴落は起きているものの、長期的には株価は上がり続けています。
もちろん、競争力のない企業は倒産してしまうので、上記にあった条件の銘柄であれば、会社を存続して利益を上げるしくみを持っているので、株式市場が全体的に下がっている時は、買い時となります。

バフェットの目利き力は秀逸!

バフェットが購入する銘柄は、話題に上ることが多いのですが、ずっと持っていた航空株を全て売却して、その後に株価が上がっていたので、バフェットもさすがに年をとって感覚鈍ったのかなと思っていました。
そんな中、20年8月に新たに日本の商社株を購入したというニュースがありました。その当時は、『何故、今頃に商社を買うんだろう?』と思ったのですが、あれよあれよと株価が上がって、5大商社は全て過去最高益となっています。
やはり、ウォーレン・バフェットの目利きの力はスゴイと改めて感じました。


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