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#27 欲しい株を買う方法

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放され、自由を獲得できる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

今日は、欲しい株があるけど、高くて買えない!!という人に、買える裏技をご紹介します。

ミニ株とは

株式を買う時は、基本的に100株を1単元として売買するしくみとなっています。
例えば、『任天堂の株式を買いたい!』と思ったら、株価が57,390円(2022年6月3日時点)で売買単価が100株となりますので、最低でも575万くらい資金がないと買えないという感じになってしまいます。
よっぽど資金に余裕がない限り、こういった株を通常だと買えないのですが、1株や10株という売買単位を満たしていない形で買うことができます。
このように単元を満たしていない株のことをミニ株(単元未満株)と言います。

ミニ株の買い方

ミニ株は、どこでも買えるわけではなく、ミニ株を取り扱っている証券会社で買うことができます。
ミニ株を取り扱っている主要な証券会社は、以下の通りです。

主要証券会社のミニ株投資の比較表

上記以外にも、auカブコム証券やPaypPay証券、日興フロッギー、岡三オンライン証券等でも買うことができます。

色々な証券会社で取り扱いをしていますが、選定する際には、「売買手数料」と「取り扱い銘柄」で選定すると良いと思います。
あとは、各サイトやアプリでのユーザビリティ(操作のしやすさ)とか画面の見やすさ等で選ぶといいと思います。

LINE証券は唯一、リアルタイムで取引ができるので、リアルタイムで売買したい人はオススメします。

ミニ株のメリット

1.少額から手軽に始められる

株によっては数百円から「お試し感覚」で買うことができます。また、有名企業の株も手ごろに買うことができるので、先ほどにあげた任天堂の株は57,390円で買えます。もっと安いものでは、トヨタ自動車は、2,165円(2022年6月3日時点)で買うことができます。数百円単位だと楽天グループは717円で買うことができます。
そのため、漫画や雑誌を買うくらいの手頃な感覚で始めることができます。

2.分散投資ができる

1つの銘柄を集中して購入した場合、その株が値下がるとダメージをくらいますが、色々な銘柄を買えば、1つの銘柄が下がっても他の銘柄が下がらなければ受けるダメージは少なくなります。
なお、この時に同じ業界の銘柄は買わないように注意しましょう。
例えば、docomo、KDDI、ソフトバンクグループの銘柄を買ってしまうと、この業界に影響する悪いことが起きると全部が値下がってしまいます。

3.配当金を受け取ることができる

ミニ株でも単元株と同じく配当を受け取ることができます。
例えば、日本郵船の場合、10,840円(2022年6月3日時点)のため、100株取得には100万円以上必要ですが、ミニ株であれば、10,840円で購入でき、1,000円前後が配当として支払われます。
ミニ株の中には、1株でも株主優待を受けられる銘柄もあります。
詳細は証券会社のホームページで調べてみてください。

4.総購入数が単元株数になった時は通常の単元株として取扱いできる

通常、単元株は100株単位となっていますが、最初に30株買った後に30株、40株と分割で購入した場合、合計で100株になるので、その時は単元株(100株)とみなされます。
単元株になると、配当金や株主優待を受け取るだけでなく、会社に対する議決権を得ることもできます。

なお、年間の売買取引額が120万以下を予定している人は、証券会社の特定口座でなく、NISAで始めると、売買益と配当金にかかる税金がゼロになりますので、NISAを申し込みすることをオススメします。

ミニ株のデメリット

1.売買のタイミングが決まっている

LINE証券は、別として、他の証券会社で購入する場合は「成行注文(市場が終わるタイミングの金額等)」となるため、1日に注文できる時間や回数が決められています。
そのため、最低額・最高額になる瞬間を狙うことはできません。

2.投資金額に比べて手数料が高い

通常の取引の場合、プランにもよりますが、SBI証券の場合、先程に挙げたトヨタ自動車をミニ株(2,165円)で売買した場合、手数料は1,190円となります。通常取引(216,500円)で売買した場合、550円となります。
具体例で挙げても分かる通り、購入する金額に対して手数料は全然、異なります。

※SBI証券の場合、株を買うだけなら実質無料のため、上記の手数料は売る時の金額となります。

3.購入できる銘柄が限られている

証券会社によって異なりますが、多くのケースで取扱銘柄は東証に限られており、他の証券市場で上場している株は購入できません。
これは通常の売買取引でも取り扱い銘柄数は証券会社によって異なるため、自分が買いたい銘柄が買えるかどうかを証券会社のホームページにアクセスして調べておきましょう。

4.会社に対する経営への参画ができない

議決権を持つ株主だけが株主総会に参加することができます。
この議決権を持つためには以下の条件をクリアしている必要があります。

・権利確定日に株を保有していること
・1単元(100株)以上の株を保有していること

100株未満の株主は議決権がないため、株主総会には出席できません。
先程にお伝えした分割で購入し単元株を満たした場合には、議決権を持つことが可能です。


今回は、小額で始められるミニ株について、取り上げてみました。
私は楽天証券で取引をしていますが、楽天証券ではミニ株は取り扱いがなく、投資信託であれば買うことができるようですが、それであれば、ミニ株を取り扱っている証券会社の方がが良いと思い、ご紹介を控えました。

ミニ株に対する考え方

ミニ株の考え方として、手軽に始めてお金が貯まったら銘柄を買い続けて、ゆくゆくは単元株として保有してもらうことを狙っているように感じます。その中で、LINE証券だけは、少額でも取引ができるような設計になっているようです。
それでも買う時も売る時も最低でも取引金額に対して20%がかかるので、積極的に売買してもあまり利益が出ないと思われます。
もし積極的に売買したい場合には、自分の予算に見合った少額で買える単元株の企業を探して取引をした方が手数料等を考えると、トータルではお得なのではないかと思います。
ただし、任天堂とかオリエンタルランド等の100万以上する高い株がどうしても欲しいというのであれば、ミニ株で買うという選択肢はあると思います。

ここまで色々とお話しましたが、あくまでも個人の考え方ですので、個別の銘柄を推奨するものではありません。
最終的には自分で考えて判断していただけると幸いです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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