#55 情報リテラシーの高め方について

こんばんは。Mickey★です。

お金を上手に活用することで、お金の悩みから解放されて幸せになれる「お金との付き合い方」をご紹介しています。

最近はテレビをほぼ見ない生活に切り替えたのですが、天気予報を見ておらず、家を出る時に服装調整に失敗したり、台風来ていることすら知らないという原始人みたいな生活を送っています。
でも、自分に関係ない情報やネガティブな情報を目にすることが少なくなったので、メンタル的には良い生活を送っています(笑)

私が情報リテラシーに関心を持ったのは、お金を持っている人と持っていない人の差は、鮮度が高く精度の良い情報を得られるかどうか、また、そういった情報をキャッチできるアンテナがあるか、というところに差があるのではないかと考えたからです。
そのため、本題にある情報リテラシーをどうやって高めていけば良いのか?ということを考えるにあたって、「吟味思考を育むメディアリテラシー」という本に基づいて実際にどうやって情報リテラシーを高めていけば良いかをご紹介します。
この本は、メディアから受け取る情報をどのように捉えれば良いか、また、現状の課題を踏まえつつ、子どもたちにどのように教育していけば良いかをメインに書かれた本となります。

メディア情報リテラシーとは

メディア情報リテラシーという言葉には、「メディアリテラシー」、「情報リテラシー」、「デジタルリテラシー」の3つを融合したものとなります。
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の定義によると、「個人的、職業的、社会的な活動に参加し従事するために、批判的、論理的、そして効果的な方法で、市民が、さまざまな道具を使いながら、あらゆるフォーマットの情報やメディアコンテンツを共有するだけでなく創造することができ、アクセスし、探索し、理解し、評価し、活用できるようになるための一連の能力」となっています。

世代で信頼できるメディアが異なる

電通メディアイノベーションラボが2018年に報告した「頼りにするメディアに関する調査」の結果では、新聞やテレビが信頼性の高いメディアと思っているのは、50代以上の世代で40代以下は信頼性を感じていないことが分かります。また、それと反比例するように10~30代は、SNS、まとめサイト、有名人やインフルエンサーの動画に信頼性を高く置いている傾向が分かります。そのため、40代を境に信頼性があるメディアの捉え方に大きく差が出ていることが分かります。

引用元:https://www.d-sol.jp/blog/new-media-trends-revealed-by-databooks-1

おそらく、今のように誰もが情報発信できない時代では、新聞やテレビ等から発信される情報は、他の情報に触れる機会がないため、信頼性を得られたと思います。
しかし、スマホが発明されて多くの人がそれを手にしたこと、そして、誰もが手軽に情報発信ができるようになったことで、そのメディアと繋がりが深い団体やスポンサー等の意向によって、都合の良い情報しか提供されないことに気づく人が多くなったのではないかと思われます。(上の世代は、スマホは持っていても、ガラパコス携帯の時と同じでメールと電話だけしか使わないという人が多いように感じます)

情報から嘘やデマを見抜く方法

コロナ等の感染症や災害発生などの非常事態では、何が正しい情報かを判別できる基準がないため、多くの人が右往左往させられてしまうと思います。
コロナ発生時にトイレットペーパーやティッシュの在庫は多くあったにも関わらず、多くの人が勘違いして、殺到したことにより、多くの店で品切れとなったことは、記憶に新しいと思います。この時は、製紙会社が在庫はたくさんあるので、購買を控えるように発表していたものの、すぐには伝播せずに沈静化するのに時間がかかったと思います。
このような非常事態や不測の事態には、何が正しいかを判断することが難しいかもしれませんが、それを見抜く方法があります。

1.Currency(流通):いつ発信された情報かを調べる
 (情報の発信時期を確認し、最新の情報であるかを確認する)
2.Relevance(関連):自分に関係する情報であるかを考える
 (殆どの情報が自分と直接、関係がないのに自分に関連があるかのように
  訴えかけてくるので、本当に関係があるかを考える)
3.Authority(権威) :この情報を発信したのは人の経歴を調べる
 (発信される情報に対して正しい知識を保有している人かを調査する)
4.Accuracy(正確):その情報の根拠となるものを調べる
 (出典や引用元等が掲載されているかを確認する)
5.Purpose(目的):情報発信の目的を確認する
 (この情報を流すことで発信者や特定の団体の利益になるのかを確認する)

これはCRAAPテストと呼ばれ、アメリカ図書館協会がインターネットの情報に対応し、全米の学校にある図書館で授業の時に用いるように推奨されたものです。

日々、色々な情報に触れると思いますが、上記の5つの視点で見ると、その情報の信頼性や信ぴょう性が判断できると思います。
また、情報自体が引用されている場合には、大元の情報(一次情報)にあたることをオススメします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
このレビューが面白かった・タメになったという方は、励みになるので、「スキ」ボタンを押していただけると幸いです。




記事を読んで「面白かった!」、「タメになった!」と思った方、ぜひサポートをお願いします。