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第4節 vs 松本山雅FC
アウェイのサンプロアルウィンに乗り込んだ第4節。昨シーズンは2戦2勝の好相性。両チームともに今季未勝利。
ジェフはスタメンをいじってきた。トレーニングマッチでは好調レポートのあった両SBに伊東と小田を起用。壱晟は引き続きスタメンで、右に福満、左に岩崎でセカンドトップ気味に見木、センタートップにブワニカを起用。ここまで固定の両SBはベンチ外。ここまでの流れを帰る意味でも良いかも。小林祐介とレンタル復帰の溝渕も初のベンチ入り。
一方の山雅はアンカーの佐藤と左WBの外山がスタッツでは中心。しかし今節はアンカーの佐藤を1枚前にしてアンカーにFC東京レンタルの平川怜。かつてU-17W杯で久保と一緒に大活躍した平川だ。今山雅にいるのか。注目。あの時はジャパニーズ・イニエスタになる逸材だと思ったが伸び悩みかな。
山雅は過去3戦で失点1。しかし得点も1。振り返りで見たが攻撃はジェフ同様に課題だな。
雨の影響でスリッピーな芝状況の中でスタート。前半からかなりアグレッシブなジェフ。勝つ気があるのかと尹晶煥が突っ込むくらいのできだった前節から一転、かなり気合いが見て取れる。
最初の10分は完全にジェフペースで進めている。いい感じだ。
右の福満が前半に立て続けにゴールチャンスを生み出す。かなり中心に入って来る。いい動きだ。左の岩崎もかなりアグレッシブ。前線を動き回り左の攻撃起点に。仕掛け、折り返して右足で中にというシーンが続く。もっと縦に仕掛けても良い気もするが。
そんな中20分、右サイドでの攻防でブワニカがナイスプレスでボールを粘り奪い取ると、中に入ってきた福満へ。福満が冷静に中に入れて、入ってきた壱晟がボールを受けながらボディフェイクを入れ左足一閃!先制!壱晟らしいテクニカルでダイナミックなゴールだ。
一方でジェフの前線からのアグレッシブな守備と、守備時のコンパクトな陣形が崩せない。そんな山雅の中でも気になるのは8番の河合秀人。ボールを持った時の推進力とテクニカルにニュルッと前にいけるドリブルは、風貌も含め個人的には中島翔哉に似てる(タイプは少し違うけど)。
32分に相手プレスキックからまさかの失点、、と思いきやオフサイド。戸島(元ジェフ)のチェックばかりに目線が行き裏から来た選手がドフリーにんなっていた。集中しろ。
福満がかなり中に絞ってきて、左の岩崎や小田からの攻撃が目立つ。アグレッシブな部分は良いが、やはり決めてにかける展開。いつもの風景。前半はこのまま終了。
後半頭から山雅は3枚交代。
後半は序盤から山雅ペース。交代で入った鈴木国友がうまく起点になっている。右WBのこちらも交代して入った表原もかなりアグレッシブ。ジェフはセカンドボールが拾えず、山雅の攻撃にジェフの守備エリアがズルズル引き下げらる。佐藤がボールを捌き始めリズムのあちらに。耐える時間。
ジェフは69分に3枚替え。イエローもらっている小島に代えて小林祐介、疲れが見え始めた福満に代えて末吉、そして同じくボールが触れなくなってきた岩崎に代えてCBのチャン投入。両SB加えた5枚のDFラインに中盤底に2枚、センターフォワードを残してみ見木と末吉がサイドをフォローという陣形に。
77分には見木に代えて船山、ブワニカに代えてソロモン投入。そして陣形は完全にソロモンを残して8人で固める守備陣系に。
松本は回せど回せどクロスをジェフの3CBに跳ね返され攻めあぐねる。この風景逆パターンでよく見るやつ。山雅の攻撃バリエーションもあまりおおくなく防ぎ切る。
そしてラスト15分はこのおこもり戦法でゲームセット。よく集中を切らさず守り切った。レベルは違うがいつぞやのCLのバルサに鍵をかけるモウリーニョのインテルのように(良く言い過ぎ)。要は良くこもって守ったと言いたい。
ついに今シーズン初勝利。でも相変わらずな攻撃の単調さ。尹晶煥のインタビューでもゴールシーンの1回だけですねと。まさにだった。でもこの勝利で少しでも自信がついていればなによりだ。
次戦はホームに戻り琉球戦。実は琉球も昨シーズン2戦2勝。ただここまで4試合で8得点の好調琉球。風間兄弟に清武弟、攻撃的な両SBのyoutuber田中と沼田、今シーズン好調の池田とワイルドストライカーの阿部拓馬。攻撃的でテクニカルな琉球戦は再び守備的なリアクション戦術が予想される。
進化の問われる次戦。
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