自分とは

ある日母が帰宅した僕に少し興奮した様子で言った。

「うちの近い親戚が有名な作家さんだった。同じ血筋に有名人がいて嬉しいね」

僕には少し違和感が残った。

いや、以前ならば自分のことのように喜んだと思う。

近い親戚に有名人がいることで自分まですごいと勘違いできるのだから。

自分がすごいのではなく、その作家さんが築き上げた人生。

「他人は他人、自分は自分」

昨日の自分を゙少しでも超えなければならない


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