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Mazarelos


Mazarelos 

スペインの歴史と文化の情報誌です。
Roberto Oliveira-Ogando氏の論文が発表されました。Enrique X. Macias氏の特集で私の28年前のデータが役に立ったようです。
私は28年前頃、スペインのチェンバロ音楽の特集を組んでリサイタルをしたり、濱田滋郎先生の監修の元、現代作品のアンサンブルを含むリサイタルを行っていました。
懐かしいカザルスホールや東京文化会館で行っていました。それに加え、現神楽坂チェンバロスタジオでも小さなコンサートを繰り返していました。
当時、マドリッド大学で教鞭を執っていたGabriel Fernandez Alvez氏は私に何曲も新作を書いて下さいました。

弾きたい曲が次から次に現れ、追われるようにリサイタルを組みどんどんこなしていました。面白かったなぁー。
そんな中、Enrique X. Macias氏の「Foglio Ⅰ」がありました。Macis氏に何度もテープ(そんな時代ですが)を送り感想をいただき自信を持って弾いていた作品です。
演奏家(私)は目の前にワクワクする曲が現れれば、夢中になって練習するものです。そしてコンサートが終われば多くの反省と後悔を感じつつ、またムクムクともう一度弾きたいと考え、次の機会を狙います。
ドキドキしながら作曲家にデータを送り、アドバイスを請います。
そんなことを繰り返してきて、28年も経って今になって役に立ったと言うことです。

この雑誌は当たり前ですが全部スペイン語でして読めないのですが、Google翻訳頼りに少しご紹介出来ればと思います。
歴史と文化に関する論文集で、美術、考古学、音楽などインタビューも多く収められていて内容が濃いのです。
私も興味深く読んでみたい内容です。

このお正月はスペインを学ぼうと思います。

さて、2023年は6月23日に東京コンサーツ・ラボにてコンサート行います。
「スペインのチェンバロ現代音楽」
新作を含む作品集です。今スペインで制作中です。
Enrique X. Macias氏の「Foglio Ⅰ」も勿論弾きます。
これからスペインに関して記していきます。
スペインのチェンバロ奏者ヘノベバ・ガルベス先生のことも書いていきます。

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