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嵐が丘 1939年版

イギリスの小説家エミリー・ブロンテが
1847年に出版した「Wuthering Heights」はエミリー生涯で唯一の長編小説とされている。映画化は1939年版
1939年、製作:アメリカ、監督:ウィリアム・ワイラー、主演:ローレンス・オリヴィエ、マール・オベロンが最初でその後メキシコ、フランス、イギリスなどで製作されました。

映画の中で舞踏会のシーンがあり、そこでハープシコードの演奏があります。もしやと思い、新年早々最初の映画鑑賞はこれ。

Alice Ehlers氏がモーツアルトのトルコ行進曲を弾いているところです。

プレイエルのロゴもはっきり登場しますよ。

Alice Ehlers(1887~1981)はオーストリア生まれでアメリカで活躍しました。ランドフスカの初期の弟子であったようです。同じく弟子のEdith Weiss-Mann(1885~1951)やEta Harich-Schneider(1897~1986)らと共に古楽復興に力を注いだ演奏家でした。

前記事でランドフスカではないかと書いたのですが、間違っていたようです。お詫びして訂正します。

とはいえ、重要人物のランドフスカのアメリカとの接点も載せておきます。

ランドフスカは1923年にすでにアメリカで演奏をしています。
1939年にはそれまでのパリでの古典音楽学校開設や教育機関を置いて。アメリカに移住します。1941年に市民権を得、1959年にコネチカット州レイクビルで亡くなるまで活動しました。

因みに、1940年版 監督:アルフレット・ヒッチコック。ヒッチコック渡米第一作ということですが、舞踏会の場面もチェンバロの場面もなさそうです。




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