チャットデビュー。

少し前に話は戻る。

　なんだかあれよあれよいう間に話は進んでチャットレディをすることになった。取り急ぎググってみた。ネットで男性客と話ししたりアダルトな事をする仕事らしいのがわかって少し躊躇もあったが、遊び半分な気持ちで経験するのもいいかと思った。

悲惨なデビュー。

　私のネット環境はお世辞にも良いとは言えなかったポケットWi-Fiしかなく、PCもMacbook air (HTML5が使えないとチャットは困難らしい）カメラも内蔵カメラしかない。
　そんな中、オーナー（チャットレディ代理店）にすぐデビューしない子はずっと稼げない　と言われてやった。
　服は普段着。すっぴんの五十路では、ほかの若く可愛い女性たちの中で浮きまくり、ポツンとPCの前に座ってるだけの時間だった。
　間違って入ってきたくさい男性客と申し訳程度に会話をして出ていく。その繰り返しだった。やはりアダルトしなければ客は寄り付かなかった。